大 圓 満 法


一、動 作 図 解  
   

一、 佛展千手法 ぶってんせんじゅほう (Fozhan Qianshou Fa)


功法の原理:
 佛展千手法、この一式の動作の核心は即ち疏通展開で、エネルギーが詰まっているところを通じさせ、体内と皮膚の下のエネルギーを動かして強烈に運動させ、自動的に大量に宇宙の中のエネルギーを吸収して、修煉者を始めから百脈が皆通じるようにさせる。この一式の動作を学んで煉る時、全身は熱くなり、エネルギー場の非常に強い特殊な感受を感じ、これは全身のあらゆるエネルギーの通道を展開疎通するからである。佛展千手法はあわせて八つの動作があり、そして比較的簡単である。しかしそれは巨視的に全修煉方法の煉り出されるたくさんのものを制御していて、同時にまた修煉者を速くエネルギー場の状態の中に入らせることができる。修煉者はこの一式の動作を基礎動作として煉るべきである。煉功する時には一般的にまずこの動作を煉り、それは一種の強化修煉の方法の一つである。

 * 訣:

 身神合一 (Shenshen Heyi)(体と心が一つになり)
 動静随機 (Dongjing Suiji)(動と静は機に随い)
 頂天独尊 (Dingtian Duzun)(天を頂き独り尊く)
 千手佛立 (Qianshou Foli)(千手佛が立つ)

(*) 煉功音楽では動作が始まる前に、一回のみ中国語で訣が読み上げられます。五式の動作の訣はそれぞれ異なり、声に出して暗誦しても、音声を聴くだけでも、どちらでも構いません。



図1-1

 構え
 両脚は肩幅ぐらいに開き、自然に立ち、両足は少しまげて、膝と股の二カ所はなめらかな状態にし、全身を緩めますがだれないようにします。下あごを微かに引き、舌は上あごにあてがい、歯と歯の間は微かに開け、唇を閉じ、両目は微かに閉じ、表情を安らかにします。
 
 両手結印(Liangshou Jieyin) 両手を結印する
 両方の手を持ち上げ、掌を上向きにします。両手の親指先を軽く触れ合わせ、他の各四本の指は開かずに重ねます。
 男性は左手を上にし、女性は右手を上にして、楕円のような形をつくって、下腹の前に置きます。両上腕を少し前に出し、両肘を張って、わきは空かせておきます。(図1-1)。
 
図1-2 図1-3
 
 弥勒伸腰(Mile Shenyao) 弥勒佛が腰を伸ばす
 「結印」から始まり、手印の形のままで上にあげます。手を頭の前に持ち上げて来た時、結印を解き、掌を徐々に上に反転します。手が頭上に達した時、掌を上向きにし、十本の指を相対させ(図1-2)、指先との距離は20~25センチにします。それと同時に、両手の掌根を上へ上げ、頭は上へ突き、全身をぴーんと張ります。約2~3秒間張ってから、全身をすぐ緩め、また膝と股の二ヵ所をなめらかな状態に戻します。
 
 如来灌頂(Rulai Guanding) 如来佛が頭上からエネルギーを注ぎ込む
 上式につづいて行います(図1-3)。両掌を同時に外側へ140度回し、手を「漏斗状」にし、手首を伸ばし掌を下ろします。両掌を下ろしながら胸のほうに向け、手と胸の間に約10センチの距離を置きながら、そのまま下腹部へ持っていきます(図1-4)。
 
図1-4 図1-5
 
 双手合十(Shuangshou Heshi)  両手を胸の前で合掌する
 手が下腹部に達すると両手の甲を相対させるように回し、引き続いてすぐ両手を胸の前まで上げて「合掌」します(図1-5)。「合掌」の際、手指と手指、掌根と掌根をしっかり合わせますが、掌の中心には隙間をもたせ、両肘を張って、両前腕を一直線にします。(両手は「合掌」「結印」以外、すべて「蓮花掌」です。以下同じ)
 
図1-6

         図1-7

 
 掌指乾坤(Zhangzhi Qiankun) 手のひらが天と地を指す
 「合掌」から始まります。両掌を約2~3センチ離し(図1-6)、それと同時に掌を回し始めます。男性は左(女性は右)手を胸のほうへ回し、右手を胸の外へ回して、左手を上、右手を下にして、前腕と「一」の字の形状にします。
 
 続いて、左前腕を左斜め上方へ伸ばします(図1-7)。掌を下向きにし、手の高さは頭と同じ。右手はやはり胸の前に置き、掌を上向きにします。左手を伸ばしながら、頭は上へ突き、両脚は下へ踏んばり、全身を力を入れて引っ張ります。約2~3秒間引っ張った後、全身をすぐ緩めて、左手は胸の前に戻して右手と「合掌」の状態にします(図1-5)。
 
 それからまた掌を回し、右手を上にし、左手を下にして(図1-8)広げます。右手は左手の動作を繰り返し(図1-9)、引っ張ってから緩め、手を戻してから、胸の前で「合十」します。
 
図1-8       図1-9
 
 金猴分身(Jinhou Fenshen) 金の猿が分身する
 「合掌」から始まります。両手は胸の前で分けて両側へ伸ばし広げ、肩と「一」の字の形にします。頭は上へ突き、両脚は下へ踏んばり、両手は両側へ力を入れて、四方へ均等に力を入れ(図1-10)、全身に力を入れて引っ張ります。約2~3秒間すると、全身をすぐ緩めて、両手を「合掌」します。
 
 双龍下海(Shuanglong Xiahai) 二匹の龍が海に下りる
 「合掌」から始まります。両手を分けながら、前下方へ伸ばします。両腕を分けて平行にし、まっすぐに伸ばした時、身体との角度は約30度(図1-11)にします。頭は上へ突き、足は下へ踏んばり、全身を徐々にぴーんと張ります。約2~3秒間張ってから、全身を突如緩め、両手を戻して、手は胸の前に持ってきて合掌します。
 
図1-10 図1-11
    
 菩薩扶蓮(Pusa Fulian) 菩薩が蓮の花に手を差し伸べる
 「合掌」から始まります。両手を分けながら、体の両側斜め下方へ伸ばし広げます(図1-12)。手が体の側面に達した時、両腕をまっすぐに伸ばし、身体との角度を30度ぐらいにします。この時、頭は上へ突き、両足は下へ踏んばり、全身はぴーんと張り、約2~3秒間すれば、全身を突然緩めます。両手を戻して胸の前で合掌します。

図1-12 図1-13
 
 羅漢背山(Luohan Beishan) 羅漢が山を背負う
 (図1-13)「合掌」から始まります。両手を分けながら、体の後ろへ伸ばし、同時に両掌を後方に向けるように回します。両手が体の脇にきた時、両手首を徐々に曲げ始めます。手が体を過ぎてから、手腕を45度まで曲げます。手を後ろへ伸ばしてから、頭は上へ突き、足は下へ踏んばり、全身は力を入れて引っ張ります。(身体は正しくまっすぐにし、前に傾いてはいけない。前胸に力を入れること)、約2~3秒間張ってから、全身を突如緩め、両手を戻して胸の前で合掌します。
 
図1-14 図1-15 図1-16
 
 金剛排山(Jingang Paishan) 金剛力士が山を押す
 「合掌」から始まります。両手を分けながら、掌を立てて前方へ押し出し、指先を上向きにし、腕は肩と同じ高さにします。腕をまっすぐに伸ばしてから、頭は上へ突き、足は下へ踏んばり、全身は力を入れて引っ張ります(図1-14)。約2~3秒間張ってから、全身を突如緩め、両手で合掌します。
 
 畳扣小腹(Diekou Xiaofu) 両手を下腹部の前で重ねる
 「合掌」から始まります。両手をゆっくり下ろしながら、掌を腹部に向くように回し、手が下腹部に達した時、両手を交差して重ねる状態にします(図1-15)。男性は左手を内側に、女性は右手を内側にして、掌を手の甲に向けます。手と手、手と下腹の間は約3センチの距離があります。手を重ねる時間は普通40~100秒間です。
 
 終了の姿勢:両手を結印します(図1-16)。
 

二、 法輪椿法 ファルンとうほう (Falun Zhuang Fa)


功法の原理:
 法輪椿法は静椿に属し、四つの輪を抱く動作から成る。いつも法輪椿法を煉るならば修煉者の全身を全部貫通させ、智慧を生み力を増し、次元を高め、神通を加持する全修の方法である。動作は比較的に簡単であるが、煉るものは非常に多く、非常に全面的である。修煉者は初めて法輪椿法を煉る時、両腕はとても重く、とても「だるく」感じられるが、煉り終えると仕事をした後のような疲労感は無く、煉った後すぐ全身が軽快に感じられる。煉功の時間が長くなり、回数が増加するにつれて、両腕の間に「法輪」が旋転していることを感じられる。法輪椿法を煉っている時、動作は自然でなければならず、有為に揺れることを追求してはならず、少しくらい動くなら正常であるが、大きく揺れることは制御しなければならない。輪を抱く時間は長ければ長いほどよいが、人によって異なる。入静後、煉功の意識を放棄してはならず、この一点を守ること。
 
 訣:

 生慧増力 (Shenghui Zengli)(智慧を生み力を増し)
 融心軽体 (Rongxin Qingti)(心は融けて身体は軽く)
 似妙似悟 (Simiao Siwu)(玄妙のようで悟ったよう)
 法輪初起 (Falun Chuqi)(法輪が起こり始める)

 
図2-1 図2-2
 
 構え
 両脚は肩幅と同じにし、自然に立ち、両足は少しまげて、膝と股の二ヵ所は滑らかな状態にし、全身を緩めるがだれないようにする。下あごを微かに引き、舌は上あごにあてがい、歯に微かに開け、唇を閉じ、両目を微かに閉じ、顔は祥和の意を帯びる。
 
 両手結印 (図2-1)

 頭前抱輪(Touqian Baolun)  頭の前で法輪を抱える
 「結印」から始める。両手は腹の前から徐々に持ち上げ、つづいて「結印」を解く。両手を頭の前まで持ち上げた時、手の掌を内側に向け、眉毛と同じ高さにする(図2-2)。十本の指先は相対させ、指の間の距離は約15センチにし、両腕を丸く抱くようにし、全身を緩める。
 
図2-3 図2-4
 
 腹前抱輪(Fuqian Baolun) 腹部の前で法輪を抱える
 両手を「頭前抱輪」から徐々に下ろし、姿勢は変わらず、ずっと下腹部のところまで下ろす(図2-3)。両肘は支えておいて、腋は空くようにし、掌を上向きにし、十本の指先は相対させ、両腕を丸く抱くようにする。
 
 頭頂抱輪(Touding Baolun) 頭上で法輪を抱える
 「腹前抱輪」から始める。姿勢は変わらず、徐々に頭上まで持ち上げ、頭の頂きで輪を抱くようにする(図2-4)。両手の十本の指は相対させ、掌を下向きにし、指の間の距離は20~30センチにし、両腕は丸く抱くようにし、両肩、腕、肘、手首を全部緩める。
 
図2-5 図2-6
 
 両側抱輪(Liangce Baolun) 頭の両側で法輪を抱える
 両手を「頭頂抱輪」から(図2-5)、直接頭の両側まで下ろし、掌を両耳に向けるようにする。両肩は緩めて、前腕はまっすぐにし、手と耳との間の距離をあまり近づけないようにする。
 
 畳扣小腹(Diekou Xiaofu) 両手を下腹部の前で重ねる
 (図2-6)両手を「両側抱輪」から、下腹のところまで直接下ろし、両手を重ねる状態にする。
 両手結印――収勢(図2-7)。

 

三、 貫通両極法 かんつうりょうきょくほう (Guantong Liangji Fa)


功法の原理:
 貫通両極法は宇宙のエネルギーと体内のエネルギーを混ぜ合わせ貫通する法である。この功法を煉る時、排出・採取する量はとても大きく、修煉者は極めて短い時間で身体浄化の目的に達することができる。同時に、また衝灌中に開頂することができ、衝灌中に脚の裏の人体の通道を打ち開くこともできる。手は体内のエネルギーと体外の機制に従って上下して動く。上へ衝くエネルギーは、頭の天辺から衝き出て、宇宙の一番上の極所に直接達する。下へ衝くエネルギーは、脚下から衝き出て、宇宙の一番下の極所にまで衝く。エネルギーは両極より戻ってから、また反対方向へ発する。往復して合わせて九回行う。
 九回の単手衝灌が終わった後、また両手で同時に衝灌し、また九回が終わった後、両手を下腹部のところで時針に従って法輪を四回推し回し、体外のエネルギーを体内に回し戻す。結印し、姿勢を戻す。
 貫通両極法を煉る前に、自分が二本の高大な空のパイプで、天を頂き、地に立ち、高大無比であると少し想像すれば、エネルギーの貫通に助けがある。

 訣:

 浄化本体 (Jinghua Benti)(本体を浄化し)
 法開頂底 (Fakai Dingdi)(法は頂きから底まで開き)
 心慈意猛 (Xinci Yimeng)(心に慈しみを持って意は強く)
 通天徹地 (Tongtian Chedi)(天と地を突き通す)

 
図3-1 図3-2
 
 構え
 両脚は肩幅と同じにし、自然に立ち、両足は少しまげて、膝と股の二ヵ所は滑らかな状態にし、全身を緩めるがだれないようにする。下あごを微かに引き、舌は上あごにあてがい、歯に微かに開け、唇を閉じ、両目を微かに閉じ、顔は祥和の意を帯びる。
 
 両手結印――(図3-1)。

 双手合十――(図3-2)。
 
図3-3 図3-4 図3-5
 
 単手衝灌(Danshou Chongguan) 片手を衝灌する
 「合十」から始める。片手を上へ衝き、片手を下へ灌する動作。手は体外の気機に従って徐々に動き、体内のエネルギーは手の上下に従って動く(図3-3)。男は先に左手を上に上げ、女は先に右手を上に上げる。手は頭の横前方から徐々に上へ衝し、頭の天辺から衝き出る。同時に、右(女は左)手は徐々に下へ灌し、もう一本の片手と入れ替えて衝灌をする(図3-4)。両手の掌を身体に向け、身体から10センチ超えない距離にする。全身は緩める。手が一回上がり一回下がることを一回とし、合わせて9回衝灌する。
 
 双手衝灌(Shuangshou Chongguan) 両手を衝灌する
 単手衝灌を終えた後、左手(女は右手)は上で待ち、もう一本の片手を持ち上げて、つまり、両手とも上へ衝き(図3-5)、再び両手で同時に下へ灌する(図3-6)。
 両手を衝灌する時、手のひらを身体に向け、身体から10センチ超えない距離にする。一回上がり一回下がることを一回とし、合わせて9回衝灌する。
 
図3-6 図3-7 図3-8
 
 双手推動法輪(Shuangshou Tuidong Falun) 両手で法輪を押し動かす
 9回目の双手衝灌が終わった後、両手を頭の上から頭、胸を通り、下腹部へ下ろす(図3-7)。両手が下腹部のところまで下りた時、両手で法輪を推し回す(図3-8、3-9)。男は左手を内側にし、女は右手を内側にし、手と手の間、手と下腹の間の距離は約2~3センチにし、時針の方向に従って法輪を四回推し回し、体外のエネルギーを体内に回してもどす。法輪を推し回す時、両手は下腹部の範囲を超えないようにする。
 
 両手結印――収勢 (図3-10)。

 

四、 法輪周天法 ファルンしゅうてんほう (Falun Zhoutian Fa)


功法の原理:
 法輪周天法は人体のエネルギーを広範囲に流動させることで、一条の脈あるいは数条の脈が動いているのではなく、人体の陰面から陽面まで全面的に循環し、往復して止まらずに、これは遥かに一般の通脈法あるいは大小周天を超えている。法輪周天法は中乗修煉方法に属し、前の三式の動作の基礎の上で、この動作を煉ることを通じ速く全身の気脈(その中に大周天を含む)を打ち開き、周身みな通じ、上から下へ徐々に全身を遍く通すことができる。法輪周天法の最大の特点は法輪の旋転によって人体の不正確な状態を正し、人体という小宇宙を初期状態に戻し、全身の気脈が阻みなく通じることに達するようにする。この状態まで煉った時、世間法の修煉の中で既にかなり高い次元に達している。この動作を煉る時、手は気機に従って動き、動作は緩、慢、圓でなければならない。
 
 訣:

 旋法至虚 (Xuanfa Zhixu)(法は回転して虚に至り)
 心清似玉 (Xinqing Siyu)(心は玉のように清らか)
 返本帰真 (Fanben Guizhen)(本来の真の自分に返る)
 悠悠似起 (Youyou Siqi)(悠々として始まる)

 
図4-1 図4-2
 
 構え
 両脚は肩幅と同じにし、自然に立ち、両足は少しまげて、膝と股の二ヵ所は滑らかな状態にし、全身を緩めるがだれないようにする。下あごを微かに引き、舌は上あごにあてがい、歯に微かに開け、唇を閉じ、両目を微かに閉じ、顔は祥和の意を帯びる。
 
 両手結印――(図4-1)。

 双手合十――(図4-2)。
 
図4-3 図4-4 図4-5

 両手は「合十」の状態を解きながら、下腹部に下ろし、そして両掌を身体に向けるように回し、手と身体との距離は10センチを超えないようにする。手は下腹部を通って両足の間へ下へと伸ばし、内側に沿って下ろし、同時に腰をまげて下へしゃがむ(図4-3)。両手が地面に近づいた時、つま先、足の外側を通って足の踵の外側まで回す(図4-4)。それから、両手首を微かに曲げて、足の踵から次第に足の後ろ側に沿って上へ持ち上げる(図4-5)。両手は背後から上へと持ち上げながら腰を伸ばす(図4-6)。

図4-6 図4-7 図4-8
図4-9 図4-10 図4-11

 法輪周天法のすべてにおいて、両手は身体の如何なる部位にも接触しないようにし、そうでなければ、両手のエネルギーは体内に回収されてしまう。両手が持ち上げられなくなるまで到すれば、空拳を握って(両手はエネルギーを携えない)(図4-7)、腋ところから前に持って来て、両腕を胸の前で大きく交差する(どの腕を上にするか、どの腕を下にするか、特別な要求はなく、個人の習慣によって自ら決めればよく、男女の区別もない)(図4-8)。両掌を肩の上に置き(隙間がある)、つづいて両掌は腕の陽面に沿って手の甲へ両手首が交差するまで引いた後、両掌を向き合わせるように変え、両掌の間の距離は3~4センチにする。この時、手と腕は「一」の字形状にする(図4-9)。それからつづいて球を握って掌を捻じるようにして、外側の手を内側の手に変え、内側の手を外側の手に変える。これから、両手は前腕の陰面に沿って上腕の陰面へ推し進めながら、上へ持ち上げてそして頭部を通る(図4-10)。両手は頭を通ってから、両手を交差状態にする(図4-11)。この時、両手は交差した状態から分かれ、指先を下向きにし、背部のエネルギーに接するようにし、また両手を頭の上から動かして胸の前に来る(図4-12)、これを一つの周天の循環とし、合わせて九回行う。

図4-12 図4-13 図4-14
 
 九回終わった後、両手を胸の前から下腹部のところに下ろす。

 畳扣小腹――(図4-13)。

 両手結印――収勢 (図4-14)。

 

五、 神通加持法 じんつうかじほう (Shentong Jiachi Fa)


功法の原理:
 神通加持法は静功修煉法に属し、佛の手印で法輪を回して、神通(功能を含む)と功力を加持する多項同修の功法である。神通加持法は中乗以上の功法に属する。元は密煉の法に属した。神通加持法は両足を双盤の姿勢にして座禅して煉ることを要求する。初めて煉る時、双盤ができなければ単盤をしてもいいが、最後にはやはり双盤するようにしなければならない。修煉の時はエネルギーの流れが比較的強く、体外のエネルギー場も比較的大きい。座禅の時間は長ければ長いほどよいと要求するが、功の基礎によって決めてよい。時間が長ければ長いほど、強度が増し、功の出るのも速くなる。煉功の時は何も考えず、如何なる意念も無く、静から定になるが、主意識は自分が煉功していることを知っている。
 
 訣:

 有意無意 (Youyi Wuyi)(意が有って意が無く)
 印随機起 (Yinsui Jiqi)(印は機に従って動かし)
 似空非空 (Sikong Feikong)(空のようで空ではなく)
 動静如意 (Dongjing Ruyi)(動と静は思うがままに)

 
図5-1 図5-2
 
 構え
 足を組んで座禅する。腰を伸ばし頚をまっすぐにし、下あごは微かに引き、舌は上あごにあてがい、歯は微かに隙間をあけ、唇を閉じる。全身を緩めて、緩めるがだれないようにし、両目は微かに閉じ、心には慈悲を生み、顔は祥和の意を帯びる。両手は結印にして下腹のところに置き(図5-1)、段々と入静する。
 
図5-3 図5-4
図5-5 図5-6
 
 手印を打つ(Shouyin)
 両手結印の状態から徐々に上へ上げ、頭の前方に到達した時、結印を解き、次第に上に掌をひっくりかえす。両掌が上向きになった時、手も頂点に達する(図5-2)。(手印を打つことは前腕が上腕を率いて動かし、ある程度の力を入れる)。つづいて両手を分けて、後ろへ回して頭上で弧線を描きながら、下へ下ろし、ずっと頭の横前方まで下ろす(図5-3)。両肘はできるだけ内側に寄せ、掌は上向きにし、指先は前向きにする(図5-4)。それから両手首をまっすぐに伸ばしながら、胸の前で交差し、男は左手が外側を通り、女は右手が外側を通る。両手が交差し通過してから「一」の字の形になった時(図5-5)、外側にある手は、手首を外側へ回し、掌を上に向くようにひっくりかえし、半円を描いて、掌が上向きになるように変え、指先が後ろに向くようにし、手にはある程度の力を入れる。内側にある手は交差した後、掌は次第に下へ向くように回し、まっすぐに伸ばしていき、同時に掌が外向きになるように回し、手が身体の前斜め下方30度の夾角になるようにする(図5-6)。つづいて、左手(上にある手)は内側を通り、右手は掌が内側に向くように回しながら上へ上がり、動作は前と左右交換をし、手の位置は反対になる(図5-7)。つづいて、男は右(女は左)手の手首をまっすぐに伸ばし、掌が身体に向くようにし、胸の前を通過して交差してから、掌が下に向くように回し、続いて斜め前方下方の脛のところまで持っていき、腕はまっすぐに伸ばす。男の左手(女は右)は掌が内側に向くように回し、上へ運び、交差してから掌をひっくりかえしながら、左(女は右)肩の前方へ運ぶ。手がそこに行けば、掌を上向きにし、指先を前向きにする(図5-8)。つづいて、この前の動作と手の形を入れ換える。即ち、男は左(女は右)手が内側を行き、男は右(女は左)手が外側を行き、手の位置は反対になる(図5-9)。手印を打つ動作は連続的で、止まることはない。
 
図5-7 図5-8
図5-9 図5-10
 
 加持(Jiachi)
 前の手印の動作に続いて行う。上の手は内側を通り、下の手は外側を通る。男は次第に右手の掌を回し、掌が胸に向かって下ろす。男は左(女は右)手を持ち上げて、両前腕が胸の前で「一」の字の形になった時(図5-10)、両手を両側へ引き分けながら、掌が下に向くように回す(図5-11)。両手が膝の外側上方に来た時、手の高さを腰と同じにし、前腕と手の甲を平たくし、両腕を緩める(図5-12)。この動作は体内の神通を手に打ち加持するのである。加持する時、掌には熱い、重い、電気のような痺れ、物体があるというような感覚があるはずであるが、有意に追求してはならず、自然にまかせる。この動作はする時間は長ければ長いほどよい。
 
図5-11 図5-12
 
 男は右手(女は左)の掌を内向きにするように手首を回しながら、下腹部のところへ移動する。手を持ってきた後、掌を上向きにして下腹部のところに置く。動作に合わせて、男は左手(女は右)の掌を引くりかえして持ち上げながら、直接下あごのところへ動かし、肩と同じ高さになるまで上げ、そして掌を下向きにする。手を持ってきた後、前腕と手を水平にする。この時両手は相対し、定式する(図5-13)。加持の動作は長時間するように要求するが、できるだけ範囲でやればいい。それから、上の手を前方から半円形を描いて、下腹部のところに下ろす。同時に、下の手を持ち上げ、掌を下向きにするように引っ繰り返し、下あごのところまで持ち上げ、腕は肩と水平にし、両手は相対し、定式する(図5-14)。行う時間は長ければ長いほどよい。

図5-13 図5-14
 
 静功修煉(Jinggong Xiulian)
 上式に続けて行う。上の手を前方から半円形を描きならが、下腹部のところに下ろし、両手を結印の状態にし(図5-15)、静功修煉に入る。深く入定するが、主意識は自分が煉功していることを知っていなければならない。時間は長ければ長いほどよいと要求するが、できる範囲でやればよい。
 
図5-15 図5-16
 
 終了の姿勢:両手を「合掌」し(図5-16)、出定して、座禅の状態を解きます。




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