smallA bigA

二〇〇五年マンハッタン国際法会での説法

李 洪 志

二〇〇五年四月二十四日



 (熱烈な拍手)

 皆さんこんにちは!(熱烈な拍手)(皆さん:師父こんにちは!)

 皆さんお疲れ様です。(拍手)大法弟子として、皆さんは様々な出来事の中で鍛えられ、ますます成熟するようになりました。中国大陸の大法弟子にしても、中国大陸以外の大法弟子にしても、皆同じであり、ますます理性的になり、はっきりと認識するようになりました。自分の道をどのように歩むべきかのこともますます分かるようになりました。迫害と各種の非難を前にして、皆さんは理性を持って対処することができるようになりました。特に真相を伝える際、皆さんがいつも衆生を救い済度するという願いから行っているため、非常に良い効果を収めました。

 現在の状況から見れば、特に『九評』が発表されてから、多くの世の人々は目覚めました。特に中国人は、邪悪な共産思想が作り上げた中共邪党の文化の虚像にあまりに長く騙されていました。人々は徐々に目覚め、自分の本性が蘇ってきています。『九評』が発表されてから最近まで、皆さんは『九評』が発表されてから起きた様々な正反両面のことに多く遭遇しました。特に毎日たくさんの人が脱党しているため、悪党の邪霊と悪人は非常に恐怖を感じています。邪悪は解体される前、人々を煽動し、惑わし、誹謗中傷の中で私たちが政治に参与していると言っています。実は元々政治に参与していないのに、どうしても政治に参与していると言われます。懲らしめる対象に迫害や打撃を加えながら、でっち上げを作ったり世の人々を煽動したりするのはすでにそれらの常套手段であり、迫害のための言い訳をつけるためでもあります。それらが懲らしめる対象を迫害するとき、いつも思うままに相手にレッテルを貼っています。大法弟子は他でもなく、大法弟子として行うべきことを行い、自分が何をしているのかを非常にはっきりと、理性的に認識しています。いかなる邪悪の虚言、中共邪党の文化の中のいわゆる罪名にも妨害されず、影響されません。

 修煉者として、本来いかなる常人の方法、手段、迫害、煽動、惑わしも修煉者を動かすことができず、特に大法弟子に対してなおさら作用はありません。迫害がこれほど長く続きましたが、おかしいことに、大法弟子への迫害に参与している無頼、スパイ、無頼集団の頭目はまだ大法弟子を認識することができず、これらの修煉者が一体どういう人なのかを分からないのです。まだ常人のやり方で修煉者に対処しています。これは非常におかしいことではありませんか? 確かに常人は表面から、常人の考え、特に中共邪党の文化の変態的な理念から、修煉者の境地、思想状態を理解することができません。常人の心で対処しようとすれば、全くかみ合わず、迫害の中で悪人が使用したいかなる方法も効き目はありません。ですから、人間のこの次元のものがこの世を超える次元と境地を揺るがそうとしても、それは永遠にできないことです。

 『九評』が発表されて以来、多くの常人は中共邪党の邪霊の虚言に動かされ、私たちが政治に参与していると言っています。しかし、皆さんが分かっているように、私たちは政治に参与していません。迫害されている中の人は政治に参与しても、憚るべきことではなく、当然のことです。しかし、私たちは政治に参与しておらず、政治に参与しないのです。本当の修煉者がなぜ世の人々の政治に参与し得るのでしょうか? 宇宙は今法を正しており、このとき大法を修煉している人は法を実証し、衆生を救い済度することを目的としています。法を正す時期の大法弟子は法を実証するために、常人社会のいかなる形式も利用して、法を正すことに便宜を提供してもよいのです。これにしても、ただ衆生を救い済度することの必要性に合わせて、選択して利用しているのです。なぜならば、三界内の全ては法を正すために成り立っているからです。救い済度する衆生を前にして、どのようにしたら、この生命が救われるのかということこそ、最も肝要なことです。世のこれらのことを運用する際、どのようにすれば、衆生が理解し、救われるのかを考慮しているのです。三界の構成は今日法を正すためであり、三界内の万物と衆生も法を正すためにやってきており、法を正すために造られ、法を正すために成り立っているのです。つまり、ここの衆生と万事万物は全てこのことのためにやってきたのです。この中のいかなることも法を正すために建てられ、造られ、成り立っているのです。そのため、大法弟子は法を正す期間中に、世の人々に理解され、それによって世の人々が救われれば、私たちは意のままに衆生を救い済度するためのいかなる便利な方法をも駆使してよいのです。ただし、私たちも選んで使っており、善に使い、正しく使っています。

 『九評』のことを例にすると、当初この文章を発表する最も主要な目的は中共の本質を暴露し、中共に騙された世の人々が中共と中共の邪悪をはっきりと認識し、そして救われるようにするためです。なぜならば、大法弟子が真相を伝えるとき、中共邪党の邪霊と世の中の中共の悪人の党文化を利用した宣伝に影響され、多くの世の人々は全く耳を貸そうとしません。口を開けば、「中共邪党に悪いと言われたら、あなたはもう悪いです」と言う人もたくさんいます。また、党文化に影響され変異した人は「中共は今弾圧していますが、もし私であっても弾圧します」と言う人もいます。さらに、多くの人がまだ騙されており、中共が操っているこれらの宣伝機関を信じ込んでおり、ひいては中共のならず者の政権を信じており、その邪説を真理だと思っています。こういう情況で私たちはどのようにすれば良いのでしょうか? 慈悲にならなくても良いのでしょうか? これらの人を救わないのでしょうか? もちろん救わなければなりません。今までいつも皆さんに言っていますが、今の中国人は簡単な生命ではありません。この人間の皮はまだそのままですが、人間を主宰しているのはすでに昔の人間ではなく、その多くは高い次元から下りてきた生命です。また、多くの歴史上の各民族の王が中国に転生したため、中国の今の人たちは普通の生命ではありません。ただ人間が転生し、神が世に下ったら、全て迷いの中に入らなければなりません。迷いにいる人は利用されやすいのです。しかし、彼らは法を得て、救い済度されるべき人です。しかも大きな縁を持っています。

 多くの生命は三界に入ったら、もう二度と元に戻ることができません。歴史上いくら多くの生命が人間に転生しても、元に戻った人は一人もいませんでした。歴史上、修煉の中でどれほどの人が神や佛になったとしても、その人が本当に成就したのではなく、全て人間の副元神が人間の本体を借りて修煉しています。この人の本当の主元神、本当のこの人は修煉して成就したことがありません。修煉が終わった後、修煉が良くできれば、この人の姿をする人が成就しますが、これは副元神です。主元神、この人は再び六道輪廻に戻ります。つまり、多くの高次元の生命は敢えてこの大きな危険を冒してまで三界にやってきましたが、これは何のためでしょうか? 彼らが神であり、私たちは彼らを救わなくてもよいのでしょうか? 彼らは法を得るために来たのではありませんか? 別の角度から言えば、彼らに三界に来る勇気があるということは、法を正すことを実証し、今回の法を正すことに期待しているのではありませんか? ですから、私たちは彼らを放っておいてはならず、かならず彼らを救い済度し、方法を考えて彼らを救わなければなりません! 彼らが一時的に愚かになり、または長期にこの中共邪党の文化が形成したこの観念によって変異されてしまい、真理と真相を認識することができませんが、それでも私たちは方法を考えて彼らを救うべきです。

 現在最大の障害は、この中共邪党の文化の教化および作用によって衆生が真相を知ることができず、ひいては聞こうともしないことです。この情況で、『九評』は人々に中共の本質を認識させる作用を果たしました。この邪悪の本質を認識し、中共邪党が文化を変異させたと知り、多くの人は中共邪党やならずものの政府を信じるとこれ以上言わなくなりました。私たちは政治に参与することを目的や出発点としているのではなく、常人のあの政権にも興味はありません。私たちは人間を救っているのです! もし中共が最後のあがきの中でも、相変わらず手口を変え、衆生が済度されることを妨害するのであれば、私たちにまた別の方法があります。なぜならば、佛法は無辺だからです!(熱烈な拍手)

 本来、今回法を正す中で全ての生命を救う予定でした。この生命が良いのか悪いのか、歴史上どれほど大きな過ちを犯しても、これらのことをもう見ないのです。宇宙全体が悪くなり、過ちを犯したことを知っている人も知らない人もおり、それならば、誰が良いのか悪いのか、誰が正しいのか、誰が間違っているのかを見る必要はあるのでしょうか? これらのことを見ないのです。全ての生命を救い済度するのです。しかし、最も肝心なのは、宇宙で法を正すとき、妨害されてはいけません。三界内の生命と世の人々を含む全宇宙の生命の今日の大法に対する態度は極めて重要になります。これだけが基準です。つまり、今日の生命は大法に対してどのような立場を取っているかということです。言い換えれば、中共が悪事を働き尽くし、邪悪な中共邪党の文化を作り上げ、数え切れないほどの人間とほかの生命を殺したにもかかわらず、当初中共邪党を根絶するつもりはなかったのです。なぜならば、法を正す中で、全ての正しくないものを全部正すことができ、修煉者が直接このことに関わる必要も、このことで修煉する必要もありません。法を正す中で本質から正すことができます。つまり、表面から触る必要は全くありません。中共邪党の邪霊を含めて、全部正し、良い生命にすることができます。しかし、今回法を正す中で、常人のレベルから見ると、本来社会にとって有益なことです。法輪功は中国社会で伝わったこの数年の間、中国社会の多くの人の精神状態に根本的変化をもたらし、彼らの道徳を高め、体を健康にしました。中共は自分の政権が非合法なものであると分かっているので、いつも「安定」を口にし、政権を守ろうとしています。当然、これはみな常人のことであり、私たちは関わろうとしません。しかし、大法は中国で伝わり、中国社会の人に有益ではありませんか? 中国社会を大いに安定させたのではありませんか? 人心が善に向かい、全ての人は自分の仕事をきちんとこなし、いかなる環境においても良い人になるようにと目指しています。この精神的な力は物的な力に変わり、この国、この民族にどれだけの経済的利益とメリットをもたらすのでしょうか? 民衆の道徳を回復させ、社会を安定させたのではないですか? この社会は誰が執政し、誰が受益しているのですか? これは言うまでもないことです。しかし、横暴で多くの悪事をしてきた邪霊に憑かれた悪党と悪人はやはり迫害することを選びました。迫害を選んだならば、迫害を選んだその日から、神々は悪党と悪人を淘汰することに決めました。迫害の中で大法徒に対して行った全て、世の人々への毒害を全部償わなければならず、実は法を正すことへの妨害はそれよりも重い罪です。

 ご存知のように、法を正す中で多くのほかの空間の生命は法を正す洪大な勢いがやってきた一瞬の間に消滅され、非常に速いのです。法を正す全体の中で前進しており、この速度はいくら速くても、やはり一つの過程が必要です。宇宙の空間は異なる時間によって構成されており、各星も各粒子もそれぞれの時間があり、粒子と粒子が構成した範囲に独自の時間、星と星が構成した範囲にも独自の時間があります。例えば、九大惑星範囲、銀河系、その他の星団、全ての星団の全体、この宇宙、宇宙以外の宇宙、さらに広範な宇宙に、全部独自の時間を持っています。このような各宇宙、天体はそれぞれの時間が異なり、差異が非常に大きいのです。宇宙全体から見れば、この宇宙で法を正すことは手を振る間にできたようです。しかし、この手を振るという間に、時間の非常に速い空間では、すでに数万年が過ぎ去ってしまいました。また、手を振ることと同じ時間が過ぎた空間もあれば、何百年、何千年がかかる空間もあります。人類のところはまだ良いほうで、法を正すことが始まってから、今日まで、せいぜい十数年の時間です。もちろん、師父は法を伝える前から、すでにこのことを行っていました。実は非常に速いのです。大法弟子に悪事を働く邪霊と悪人は、法を正すことがやってくるまでのこの時間の差の中で悪事を働いているに過ぎません。実は時間は非常に短いのです。もし人類の時間を、法を正すことと同じような状態に按排したら、手を振る間にすべて終わってしまいます。人類のこのところでは、非常に長いように感じますが、実はすでに相当速くなりました。法を正す速度が速くなければいけないので、宇宙の全ての時間を越えて前進しています。宇宙の旧勢力も法を正すことを妨害するために、速く回転しており、三界はそのため同時に速く動いています。

 以前、皆さんにお話したことがありますが、人類の時間は今すでに非常に速くなっています。以前、人類の時間に数回の変化があると幾度となく皆さんに話したことがあります。つまり、今の一日は以前の一秒であるとお話しましたが、その後、今の一年が以前の一分であると言いました。これほど速いのです。しかし、ここにいる生命はこれを感じていません。なぜならば、この空間にある物体、中の全ての要素は速められているからです。時間と空間によって異なる宇宙の環境と空間形式が形成されました。この中にいる生命は全てが時間とともに速められているため、時間が速くなっているとは感じていません。法を正すことの情勢が速く進められているだけではなく、旧い形勢の回転も速まっています。これでも、今の時間はすでに非常に短くなりました。人間を構成する物質に限りがあり、三界内の衆生はあまりに速い時間に耐えることができません。今はほぼ、人類が適応できるぎりぎりの時間になっています。人類が唯一感じられるのは、以前より時間が速くなったということだけです。つまり人々、特に年配の方は記憶の中で、以前は一日にたくさんの事をすることができ、一日が非常に長く、なかなか日が暮れませんでした。しかし、今、朝から晩までまだ何もしていないのに、もう夜になりました。その上、人間の体力もついていけません。各次元の物質にそれぞれの極限があり、物質要素がついてくることができません。実は法を正すことの速度は非常に速いのです。邪悪らは今いくらはびこっていても、これから直面すること、恐ろしい結末はすでに目の前にあります!(熱烈な拍手)

 ですから、『九評』が発表されてから、大法弟子は真相を伝え、衆生を救い済度する中で、本当に多くの人が真相を分かるようになりました。特に、多くの人は脱党声明を発表し、この邪悪から離れました。このことについて、皆さん考えてみてください。「脱党する必要はない。共産党が悪いと分かっている。とっくに党費を納めていない」と言う人がいます。これはあなたが心の中でこのように思えばそれですむということではありません。当初、あなたは拳を上げ、元気よく血に染められた旗に向かって、共産党のために命、一生を捧げると誓いましたが、今日公に発表し、脱退しなければ、脱退したことになるのでしょうか? 心の中で思うだけで、脱退したことになるのでしょうか? 人間の考えは安定しておらず、人間の脳は一つの加工工場に過ぎず、各種の信息は人間の脳を通じて、現れ、反映され、本人を妨害するのです。人間の考えの由来は極めて複雑なものです。ある人の立場、行うこと、どのような人なのかを判断する場合、必ずその人の行動を見て判断すべきです。その人の考えは判断の基準にはなりません。なぜいかなることに関しても、人間の行動を見て判断するのでしょうか? 悪事をしようとする人がいますが、悪事を働く前に、懲罰してはいけません。悪事をしてからはじめて、懲罰することができます。なぜならば、人間の考えの由来と考えそのものは極めて不安定なものだからです。人間に主元神、副元神がおり、さらに後天に形成された各種の観念、善性と悪性、外的な要素、この全ても作用しています。人間の行動こそ、この人の本当の考えの現れです。ですから、神は邪霊と悪党が大法弟子を迫害し、法を正すことを妨害していることに対して、すでにそれらに罪を言い渡し、最も邪悪なものとして消滅するのです。それでは、どのように消滅するのでしょうか? 誰が消滅されるのでしょうか? 中共邪党の邪霊だけを消滅すれば良いのでしょうか? この中共邪党の邪霊に協力して悪事を働く党員、青年団の団員は、悪党のためにこの世で悪事を働く者です。何も悪事をしていないと言う人がいますが、悪党のメンバーであり、悪党を助長した一員であり、邪悪の一粒子なので、消滅される対象になります。これだけではありません。悪党は三界の各空間、特にこの世で作用を働いています。多くの人はやむを得ず悪党に利用されたのではなく、積極的に悪党に利用されており、ひいては手伝っています。もしこの情況であれば、中共邪党の党員にとって、恐ろしいことではありませんか?

 この邪霊に憑かれた悪党は長期にわたって、意識的に社会の中の能力ある優秀な人を党員にし、組織を発展させ、この悪党が本当に優秀な人々によって構成されているように見せかけ、自らのレベルの高さを吹聴しています。実は、これらの人が本心から入党しているとは限らないということは邪悪らにも分かっています。ですから、政治運動があるたびに、彼らは真っ先に闘争の標的にされてしまいます。しかし、悪党を消滅し、本当に法がこの世を正す時になると、これらのことは全く配慮されません。悪党の一員であれば、法がこの世を正す勢いの中で瞬く間に全て消滅されてしまいます。大法弟子が衆生を救い済度する中で、しかもひどく迫害されている情況下で、すでにあらゆる機会を利用して、個人の安否を顧みずに、衆生を救い済度する中で人々に真相を伝え、これらのことを世の人々に伝え、世の人々を救い済度しています。聞きたくない人もいますが、これはすでに自分の立場を表明しました。『九評』を読んで、脱党しない人もいますが、これも自分の立場を表明しました。

 大法弟子はただ、慈悲の心から衆生を救い済度したいという願いをもって行なっており、できる限りのことを行い、できるだけ多くの人を救っています。ですから、最初から現在まで、私たちはずっと衆生を救い済度しています。私たちは常人の政治のために何かを行なったことはありません。私たちはあの政権に全く興味はありません。修煉の人はこの世を離れ、生命を圓満成就させることを目的としています。いかなる世間の損得、利益に執着しても、圓満成就することができません。なぜならば、修煉者はこの世で修煉する中で、常人が執着している各種の心を取り除いてから初めて、神になることができます。さもなければ、この世のいかなる執着心や気がかりも、あなたを縛り、この世から離れられないようにしています。ですから、大法を実証する中で、皆さんは衆生を救い済度していると同時に、自らをも修煉しています。このことは皆さんがすでに非常にはっきりと認識しています。つまり、私たちは常人のものを全く求めていません。

 常人や、法を得ていない人、大法弟子のことを分かっていない人、修煉していない人は、大法と大法弟子を理解することができません。今日、常人は他でもなく、利益を最も重視しています。多くの民主運動に関わっている人、民間の政治団体の人も中共邪党に反対しています。しかし、彼らは大きな目標をやり遂げることができないと思います。一部の行為に非常に問題があります。とても心配しています。本当に政権をこのような人に預けられるのでしょうか? 個人の利益に対する執着はそれほど強く、今はまだ大したことをやっていないのに、利益に関わることになると、トラブルを起こし、内部でまず戦いを始めます。神はなぜ一つの民族に関する大任をこのような人に任せることができるのでしょうか?(拍手) ですから、人間は今日ここまで来て、これは個別の人のことを言っているのではなく、実は社会全体の状態、人類社会の道徳が大きく下落しています。知らないうちに下落し、無意識のうちに心が狭くなっています。個人の利益は政治に対する抱負と理念、そしてその抱負のために努力するという志よりも重要視されています。常人にとって、道徳観念は同じく重要なことです。道徳観念が良くなければ、神にも見放されてしまいます。いかなる人、生命も、志と徳があってはじめて有用な人になります。これは疑う余地のないことです。将来、法がこの世を正す時、またはこれより前に中共邪党が崩壊したら、誰が執政するのでしょうか? 大法弟子は執政しません。私たちは修煉者であり、俗世にいながらも、念はこの世にありません。私たちはこの政権をまったくほしくありません。(拍手) それなら、誰が執政できるのでしょうか? 神はそれらの大きな志と能力を持つ、道徳高尚な人に政権を預けるのです。必ずこのようになります。ですから、今日大法を実証できる常人、中共邪党から脱退した人は皆素晴らしい人です。もちろん、ここは大法弟子のことを言っているのではありません。もしあなた達が本当に常人社会で何かをやり遂げようと思っていれば、自分の行動をも重視してください。このようにしてはじめて、これほどの大任に見合うようになります。

 先ほど言ったこれらのことは余分なことです。実は修煉者にこれらのことを言う必要はありません。なぜならば、今日の法会に参加している人の中に、新しい学習者もいれば、大法弟子ではない人もいます。いずれにせよ、私は人間が良くなることを望んでいます。私李洪志は今生、中国に転生し、この民族のことを深く分かっています。この民族にも良くなってほしいのです。(拍手) 時間の関係で、皆さんはこれから体験の発表もあるので、このくらいにしましょう。(拍手で師父を引き止めている) 今たくさん話したら、今の皆さんが法を実証する情勢を妨げてしまう恐れがあります。なぜならば、多くの学習者は法を実証するという今の情勢と関係ない質問をしてしまうからです。私が今日たくさん話すと、皆さんは今行なっていることを薄めてしまいます。ですから、現在の状況を大事にし、現在行うべきことをおろそかにしないでください。今は基本的にこういうことです。もし新しく何かをするときになると、大法弟子はおのずと分かるようになります。

 この機会に、皆さんにもう一度教えますが、衆生を救い済度するとき、己を修めることを忘れないでください。(拍手) 三つのことは全てやらなければいけません。皆さんは普段から正念を保ち、邪悪または何かの出来事に遭ったときには、正念を発し、真相を伝え、衆生を救い済度し、さらに自分をより良く修めるべきです。もし自分を良く修めることができなければ、威徳はありません。話したことも法に基づいておらず、衆生を救い済度することは全く論外のことです。話したことに威徳と威力がなければ、作用を果たさず、邪悪に隙に乗じられることもあります。ひいては、もし自分を良く修めることができなければ、正念が足りず、何かの問題に対処するとき、常人の考え方に流れてしまいます。それなら、衆生を救い済度するという役割を果たすことができません。多くの常人も大法弟子に協力していますが、彼らは常人として大法弟子のことを行なっています。それに対し、皆さんは大法弟子であり、行なっているのは皆さんが行うべきことであり、自分の威徳を樹立しており、神への道を歩み、圓満成就に向かっています。ですから、自らを修めないといけないのです。このことに関して多くは話しません。これ以上時間を使いません。皆さん、法を多く勉強し、本を多く読んでください。

 大法弟子がいくら厳しい情況に置かれても、道がいくら険しくても、皆さんの将来は明るいのです。皆さんも光輝く前途をますます目にするでしょう。同時に、歩んでいるこの道がどのような道なのかをますます分かるようになります。師父は皆さんに最も素晴らしい全てを用意しましたが、皆さんはそこまで辿り着かなければなりません!(熱烈な拍手)

 大法弟子は今日まで歩み、上から下まで皆敬服しています。邪悪まで怯え、恐れています。現在、それらの邪悪は基本的に、理性もなく先天の旧勢力が按排した要素に利用されて、法を正すことを妨害しています。大法弟子のそばに行くと、すぐ逃げてしまう邪悪生命もいれば、怖くて震えながらも、細々と悪事を働く生命もいます。ですから、大法弟子は恐れないでください。いかなる事に対しても、正々堂々と行ってください。今邪悪の方こそ恐れているのです。大法弟子は迫害された当初、孤立しているように見えましたが、その時の邪悪の要素があまりに多かったからです。実はその時も孤立していませんでした。神がおり、師父の法身と功がありました。また皆さんが修煉してよくできた一面もありました。今日この情勢は大いに変化しました。多くの邪悪の要素がなくなり、悪党の邪霊も減り、大法がこの世で形成した場はすでに非常に大きくなり、密度もかなり高くなりました。この場は現在、主に、大法弟子に協力して、衆生を救い済度し、邪悪、それらの主要な邪悪を抑制しています。ですから、普通の世の人々の常人のことに基本的に触れないようにしています。もしこの場が全体において作用を発揮していれば、相当大きな場になり、中共邪党の邪悪な場よりはるかに超えてしまいます。さらに、邪霊に憑かれた悪党の場は急速に解体しており、減少しています。ですから、邪悪は怯えています。

 この場は大法弟子に協力して作用しているだけではなく、世の人々を励ましており、中国大陸ないし大陸以外の中国人にも勇気を与えています。彼らが邪悪の要素の制御を振り切ることができるようにしており、全体において正しい作用を果たしています。ですから、これからの道を今まで以上にしっかり歩み、正々堂々と事を行い、正念が強くなり、より良く行うことができるように期待しています。いかなる情況に遭っても、いかなる情況下に置かれても、大法弟子らしく振舞い、衝動的になってはならず、十分に正念を持つようにしてください。(拍手)

 大法弟子の今日の修煉形式と修煉状態は今までの修煉、修行の形式とは異なっています。皆さんこそ、本当に広範にわたって衆生を救い済度しており、皆さんだけがこれほどの大きな使命を与えられました。ですから、現れてきた状態は今までの修煉とは全く異なっています。だからこそ、自分の修煉をおろそかにしてはならず、自分の足りないところから言い逃れてもいけません。これからの道をしっかり歩むように期待しています。多くは話しませんが、このくらいにしましょう。(長時間の熱烈な拍手)