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シカゴ市法会での説法

李 洪 志

二〇〇五年六月二十六日



 皆さん、こんにちは。(弟子:師父、こんにちは) 皆さん、お疲れ様です。

 最近、私はほとんどの法会に出席しています。ご存知のように、法を正すことにきっと情勢の変化があります。例えば、今衆生を救い済度するとき、人々の中共に対する認識を改めなければならないので、皆さんは今『九評』を中心に活動しています。このとき、他のことを必要以上に話すと、皆さんが現在行なっていることをぼかしてしまう恐れがあるので、多くを語りたくはありません。シカゴに来てから、会場に来るかどうかをずっと考えていました。(笑) しかし、毎回の法会に表に出てきたばかりの学習者と中国大陸から来た学習者がおり、これを思うと、やはり来ることにしました。もちろん、学習者も師父に会いたいと思っているので、皆さんに会ってみようと思いました。(熱烈な拍手)

 ついでに、皆さんにあることをお話します。ご存知のように、法を正す時期の大法修煉者は歴史の使命を背負っており、この重任は本当に大きいのです。皆さんは今単なる個人の修煉の問題や、限られた人の済度などに対処しているのではありません。皆さんは全人類を済度しなければならず、とりわけ中国人です。もちろん、これから情勢は変化し、やりやすくなります。しかし、現在の情況下では、中国人を済度することは非常に難しく、多くの困難があります。ですから、皆さんは様々な方法を考え出して、邪悪の勢いを弱めさせ、真相を伝え衆生を救い済度することに良い結果を得ました。これらのことは皆さんが素晴らしくやり遂げましたが、焦りすぎるときもありました。

 最近、中共を訴えることをしばらく見合わせると皆さんは聞いたかもしれません。実は私にある考えがあります。以前すでにお話したことがありますが、大法弟子にとって、修煉する人にとって、敵はありません。皆さんがやるべきことは人を救うことだけであり、常人の手段、常人の理で人を懲らしめたり、人に判決を言い渡したりすることは皆さんがやるべきことではありません。これは根本に関わる問題です。

 しかし、それらの邪悪や済度される見込みのない人、そして中共の追従者を制止するために、何かのイベントや活動を行うことは必要なことです。しかし、中に常人が行なったほうがいい事があります。特に民主運動や、様々な党を作った人は、政治的な目的があり、中国で自分が考えている政治体制を実現させたいと思っています。彼らが行うことは、常人のことです。しかし、中共の邪悪な本質を暴露する上で、彼らは確かに大きな役割を果たしました。大法弟子が運営しているマスコミは一般社会向けのマスコミであり、これらのことを大々的に報道し、中共の邪悪を暴露するために彼らが行なったことを支持すべきです。これによって、中国人が中共悪党の邪悪な本質を認識するようになり、中国人を救うことに対してある程度の作用を働くことができ、問題ありません。しかし、私たちが常人と同じように行い、または直接大法弟子の身分でこれらのことを行うのは、適切ではありません。しかし、皆さんが考え出したこの方法、この形式について、師父は認めており、間違いではありません。

 人類は将来、極悪非道な人を裁き、懲罰を与えるほか、人類は正しい法的な解決方法を持つようになり、このように行なっても良いのです。常人が人類にとって正しいことを行い、大法弟子はそれに協力してもよいのです。これは問題ありません。このようにする中、邪悪を暴露し、制止する作用を果たすこともできます。しかし、救い済度すべき相手を訴えることはしてはいけません。皆さん考えてみてください。在席の多くは大法を学ぶ前に、悪党に騙され、党員になったことがあります。皆さんは本当に邪悪に騙された党員を訴えるつもりなのでしょうか。彼らも当初、中共の悪党に騙され、皆さんが救い済度する衆生なのです。このことははっきりと分かっていなければなりません。個別で非常に良くない悪人に対してだけ、このようにする事ができます。もちろん、先ほどお話しましたが、このことは間違っておらず、邪悪の勢力を弱めました。将来、人類も邪悪の人を決して見逃さないのです。しかし、焦りすぎてはいけません。皆さんが自分でこの事を行うのはまだだめです。先ほどお話したことについて、皆さん分かったでしょうか?(拍手)

 つまり、法律の手段で邪悪の迫害を制止するのは間違いではありません。しかし、やり方とこのことに対する認識は、はっきりと分かっていなければなりません。このことは先ほどすでにお話しましたので、このように認識してください。皆さんが考え出した各種の邪悪を解体させる方法は良い方法であり、迫害を暴露すると同時に、衆生をも救い済度しています。これによって、より多くの人は邪悪から離れ、邪悪を迫害の中で解体させてしまいます。現代中国人は中共執政の数十年間に、全部洗脳されました。中国大陸出身の人の言葉遣い、思考方式、物事の認識方式は全部、中共が教育したものです。大陸出身の人が西側社会に来てから、暫くすると、自分自身が中共にどれだけ害されたのか、分かるようになります。今皆さんはこれを認識し、中国人の哀れさが分かるようになり、振り返ってみれば、中共の邪悪さに対して、憤りを感じます。多くの中国大陸の中国人はまだ、このことを全く認識することができず、気づいてもいません。彼らはすでにこの全てに慣れています。子供のときから大人になるまで、このように育てられたので、これが人類の正常な社会であり、この世の理だと思い込んでいます。中共悪党の言ったことに対して、ほとんど考えもせず、中共が良いと言えば、良いと思い、悪いと言えば、悪いと思ってしまう具合です。法輪功が良くないと中共に言われたので、法輪功が悪いものだと思い込み、真相を伝えても聞こうとしません。この情況で私たちはどうしたら良いのでしょうか? 大法弟子に彼らを済度する使命があるため、この邪悪な党の下劣さを暴露することにしました。歴史から今日まで、この党が一体どういうものなのかを世の人々に教え、これ以上この党を信じるかどうかを判断してもらいます。実際、人々がこれらのことを認識してから、私たちが真相を伝えるとき、人々は分かるようになり、聞き入れてくれます。これは今の『九評』の作用です。

 脱党の情況と現在中国大陸の情勢の変化から見れば、今行なった全ては世に大きな変化をもたらしたと皆さんは目にしました。邪悪の勢力が非常に大きいのですが、当初人類社会の二大敵対勢力の中で、悪党の陣営は非常に強く、西側社会は全く成す術がありませんでした。しかし、神が悪党を崩壊させたければ、一瞬の間に解体してしまいます。必要がなくなれば、存在できなくなります。

 大法弟子の主体は中国社会で修煉しており、鍛えられていますが、中国社会の政治形態、中共悪党の存在は偶然なのでしょうか? 悪党の社会主義陣営が全部解体したにもかかわらず、なぜ中共は解体しないのでしょうか? これは旧勢力が大法弟子のために用意したものではありませんか? ですから、この全ては偶然ではありません。私たちは旧勢力に反対し、この迫害を認めておらず、旧勢力が私たちに押し付けたものを認めていませんが、これらのことはなんと言っても破壊の作用を働いています。私たちはこれらのことを否定する中で、自らの道を正しく歩み、同時に様々な方法を考えて、衆生や世の人々、中国人を救い済度しています。

 現在の世の人々の多くは普通の人ではありません。中国人は特にそうです。以前すでにお話しましたが、中国人の多くは、世界各民族、各時期の王が転生した者です。もちろん、王だけではなく、その王朝の人々もほとんど中国に転生しました。人間は人類社会での過去があるだけではなく、生命の根本的な由来もあるので、皆簡単な生命ではありません。ですから、大法弟子が済度するのはきっと普通の生命ではありません。

 以前の修煉者は衆生を救い済度すると言っていましたが、実は誰が衆生を救い済度したのでしょうか? 釈迦牟尼、イエスのような正覚を得た大覚者以外、誰が衆生を救い済度したのでしょうか? 誰もいませんでした。釈迦牟尼とイエスが済度した衆生も実は彼らのために按排した者で、歴史上大法のために文化を築きました。同時に、神がこの道でどのような問題にぶつかり、遭遇するのか、歴史上にそれを表し、今日の人類に示しています。もちろん私にも見せています。こういうことだけです。彼らが当時相手にしていたのは、初期の純粋な人類と初期の人体構造でした。それに対し、皆さんが相手にしている人間は表面では人類の姿と人体の形式を備えていますが、実は内在している生命は普通ではありません。

 大法はどのような人を済度するのでしょうか? 大法弟子はどのような人を救っているのでしょうか? これらはきっと簡単なことではありません。私たちはこれほどひどく迫害されている情況下で、なぜ衆生を救い済度するのでしょうか? なぜ厳しい迫害の中で、私たちはまだ他人のことを思っているのでしょうか? これは歴史が皆さんに賦与したことだからです。これらの人は膨大な生命群を代表しているので、この人たちだけではなく、これは宇宙の衆生が皆さんに期待していることであり、大法が今日この世で広く伝わるという形式に対する期待です。これは機縁なのです。どの生命もこの機縁を失ったら、永遠に失ったことになるかもしれません。

 三界は見た目は非常に小さく、人類社会は高次元の生命と比べて微々たるもののようですが、ここは法を正すことの焦点となりました。なぜここで法を伝えているのかについて、以前話した事があります。ここで法を伝えている以上、周囲の環境、ここにやってきた衆生と皆さんが出会う全てはみな、簡単なことなのでしょうか? 決して簡単ではありません。しかし、その見た目は常人社会、歴史上の人間の状態とは何の違いもありません。人間は相変わらず人間であり、決して神にはなりません。古から今日まで、この形式、人間のこの行為を作り上げています。中に人間の考え、状態、生活様式も含まれています。こういうことです。この環境の中で法を伝え、人間を済度し、衆生を救っているのです。多くの要素が私と大法弟子に押し付けたものであり、これは旧い宇宙の要素がやったことですが、その中に混在しているため、皆さんはなかなか見分けることができません。私たちは旧い宇宙の如何なる按排も認めません。私たちは他でもなく、自分の道を歩むのです。問題が現れないようにするために、大法弟子として、今まで私は法を多く勉強し、正念を持ち続けるようにと皆さんにいつも言っていました。このようにしていれば、皆さんは自分の道を正しく歩み、大法弟子が行うべきことをしっかりやり遂げる事ができます。いくら忙しくても、皆さんはやはり法を勉強しなければならず、必ず法を勉強してください。

 これからの道、この情勢はますます速く変化するかもしれません。しかし、以前説法の中ですでにこのことについて皆さんにお話ししました。正しい情勢、また正しくない情勢が社会に現れたとしても、つまり良い情勢が現れたとしても、良くない情勢が現れたとしても、私たち大法弟子にとって、試練であり、楽観視してはいけません。情勢が本当に良くなったら、あなたに対する試練はまた違う形になり、油断してはいけません。必ず正念をもって大法弟子が行うべきことを行ってください。

 ここまでにしましょう。大法弟子が現在大法のことを行なっていますが、他にもたくさんのことを行なっている大法弟子がいます。家のこと、大法のこと、自分の仕事、社会の事などによって皆さんはとても忙しくしています。このことは私も分かっています。いずれにせよ、皆さんは大法のことを最も重視し、肝心なとき自分が大法弟子であり、しっかりと行わなければならないと思っており、このことから見れば、本当に素晴らしいです。いずれにせよ、師父は全部分かっています。しかし、歴史、そして三界がいくら長い時間を経てきたとしても、ここにやってきた衆生がどれほどいても、皆長い歳月の中のこの一刻を待ち望んでいます。この瞬間は千金、万金に値します。この道をしっかり歩むことは最も素晴らしいことです。ですから、この期間中、時間があまりなく、とても疲れており、休み時間も少ないのですが、多くの学習者はしっかりと行なっています。これを見て、師父はとても喜ばしく思っています。このため、私は皆さんに感謝したいと思います。(長時間の熱烈な拍手)

 多くの人から私たちが政治に参与していると言われています。法をしっかりと勉強していない学習者もはっきりと認識することができず、『九評』が政治に参与しているのではないかと言っています。人類社会は大法のために存在しており、歴史は按排されたものです。ご存知のように、実は古代の聖人、それらの正覚を得た大覚者のことを参考にすれば良いのです。老子が説いた五千言の最も浅い部分、最も表面の部分はどのように王になり、国を治めるかについて説いています。常人の認識から考えれば、これは政治ではありませんか? しかし、それは政治ではありません。もちろん、他にもたくさんあります。歴史を見てみれば良いのです。皆さん考えたことはありませんか? 中共邪党は邪教の政教一致をやっており、それによって全ての中国人が政治と関わるようになりました。私たちは人々が中共という悪党から離れ、悪党を認識するように働きかけていますが、これは人間が政治から離れるようにしているのではありませんか? (拍手) 実は私たちの根本的な目的は中共悪党を打倒するのではなく、中共と戦っているのではありません。中共にはこの資格はありません。(拍手) 神の道を歩んでいる人がなぜ人間と戦うのでしょうか? 中共という悪党は邪霊や悪い鬼であっても、私たちと戦う資格はありません。法を正すことは他でもなく法を正すことであり、大法弟子は衆生を救い済度する中、世の人々が済度されることを阻害する全ての邪悪を解体しています。

 私たちは衆生を救い、今日の世の人々を救い済度するために、人々に中共悪党の本当の姿を教えています。もちろん、中共がならず者の悪党の邪悪な面をいくら隠しても、世の人々が本当に認識するようになったら、邪悪なものであると分かり、これ以上協同しなくなり、脱党し、これによって、中共は存在できなくなります。しかし、これは私たちが行うべきことではありません。私たちの目的は衆生を救い済度することです。多くのことはこの世の中で、この迷いの中でなかなか見分ける事ができず、それは人間がどのように認識しているかに関わっています。

 もちろん、大法弟子として、特に法をしっかりと勉強した学習者はこのことを認識する事ができます。皆さんは真相を伝える中で、このことに関して多くの例を挙げて、とても分かりやすく説明しています。ですから、私たちが歩んでいる道は間違っていません。どのようにさらによく行うかのことだけです。このくらいにしましょう。ありがとうございます。(長時間の熱烈な拍手)

 師父はやはり皆さんからの良いお知らせを待っています。(熱烈な拍手)