李 洪 志
弟子：煉功中に突然人を罵る言葉を思い付くのはどういうことでしょうか？
師：それはあなたの一つの良くない元神、あるいは思想業の影響によることです。憑依されてそうなる人もいます。他の功法を混ぜ合わせて煉ると、大抵このようなことになるでしょう。混ぜて煉ることをせずに、純粋に法輪大法を煉る人には憑き物はなく、大半は思想業の作用によることです。
弟子：一生懸命に修煉すること自体、ある種の執着ですか？
師：修煉するのは執着ではありません。修煉するのは返本帰真して、人の本性に戻ることで、それはあなたの本性なので執着ではありません。しかし、いつもあなたが佛を修め、圓満成就したいとか、今日はどのくらい向上したいとか、私はいつ佛になれるのか、いつもこのように思っていたらこれは執着です。「煉功する心があればとて、功を得る心無し」なので、ただ修めるだけで、このような願望があれば結構です。
弟子：講習会に参加したことのない人が法輪大法を学んだら、先生の法身は彼の身体を乳白体の状態になるまで浄化させ、気機も得させますか？
師：講習会に参加しない人は私たちの学習者ではないので、私がその人を構ってどうするのですか？ 勝手に常人を構って全中国の人々にすべてこのようなものを植え付けて、それでいいのでしょうか？ 自分で功を学び、本を読んで学び、録音テープを聞いて学べば、得ることができるかどうかのことですが、皆さんに教えますが、将来功を学ぶ形式はこのようになります。なぜなら、あなたを私の法身が見守り、私の本の中にも、ビデオテープや録音テープにもみな私の法身がいるので、本当に修煉者の基準に従って行なうなら、みな得ることができます。ただし必ず本当に煉功者の基準に従って修めて、はじめて得ることができるのです。身体を鍛錬したいだけで、高く修めようと思わなければ、得ることはできません。
弟子：私は新しい学習者です。一ヵ月あまり煉っていますが、唾が出なくて舌を上あごにあてがいにくいのですが、ご教示をお願いします。
師：功を煉れば、何でもすぐに変えられるとは限りません。あなたの心性はどうですか？ 煉功者の状態に達したいと思うなら、自分を変え、心性から変えなければなりません。法輪大法を煉っているのに、どうして病気が良くならないのかと言う人がいます。あなたは常人の中でまだ常人でありながら、動作だけをちょっと煉って、すぐに良くなりたいと思っても、それは可能でしょうか？ 目的が正しくなければ、効果も違ってきます。
弟子：煉功に意念を加えると、法輪が変形することになりますか？
師：他の功法の意念を加えると、法輪は変形するに違いありません。あなた自身の乱雑な考え方は、常人の執着心に属するもので、法輪が変形することはありません。ただし、もし他の功法の信息を加えたりすると、手の動きだけでなく、もし思想の中にこのような意念の導引や呼吸、あるいはその功法の考えを加えると、いずれ法輪が変形することになります。修煉は厳粛なことなので、必ず専一に修煉しなければなりません。
弟子：千年前に既に円寂した和尚の肉体がずっと腐らないのは、やはり高エネルギー物質によって転化されたからでしょうか？
師：実際、既に高エネルギー物質によって転化されました。佛教では涅槃を重んじ、身体を持って行くことを重んじないので、その身体はもう必要ないのです。もしその身体を必要とするなら、その身体は既に高エネルギー物質によって転化されたのです。例えば、九華山には三人の和尚がいて、その肉体が数百年ないし千年経っても腐らないのは、既に高エネルギー物質によって代えられているからです。その人はもう常人の身体ではなくなったので、腐ることはありません。
弟子：元嬰を煉り出せる功法は、すべて正法ですか？
師：そうとは限りません。一部の功法は、はじめは邪法ではなく、最初の時は比較的良かったのですが、心性を修めないため、だんだん邪なものに変わってしまいました。それからその元嬰は溶けてなくなるかもしれず、なくならなくても非常に邪悪なものになります。功の出かたで見てはならず、どんなものが出るかによって判断してはいけません。どんな功法も心性を修煉しなければなりません。
弟子：下腹部の法輪は、来世になっても身に付いているのでしょうか？
師：私たちは来世のことを言いません。私たちは常人社会の中で、功を開き悟りを開く目的に達するよう要求します。教えますが、高い次元に達しても更に修煉することができますが、普通の常人が一定の次元にまで修煉して功が開いたら、止まってしまい、それ以上煉っても功は伸びず、それくらいの高さで止まります。しかし、極めて特殊な情況の下では、その空間で演化して煉り、功を伸ばすこともあります。将来、あなたが自らの法輪を修煉して出せるようになると、その法輪は永遠に働き、永遠に身に付いていきます。
弟子：先生はよく「真修」の二文字に触れられ、講義の中でも「真修弟子」について話されています。先生、解釈をお願いします。
師：「真修」とは、すなわち真正に修めるということです。このような意味です。
弟子：「三花聚頂」の状態に達した時、頭上に二輪の花しかなかったのは、どうしてでしょうか？
師：そうだとすれば「三花聚頂」ではありません。功が現れる状態は様々で、あまりにも多すぎます。私が歩んで来たこの道は、初期あるいは非常に浅い次元では、その功の変化形式は幾千幾万という形があり、覚えきれず、私もそれを覚えようとはしません。それぞれの次元の身体の変化形式もやはり同じではないのです。
弟子：下腹部で生まれる形象は元嬰ですが、胸部にある形象は何でしょうか？
師：あなたは何か他のものを練っているのです。煉功者が本当に修煉して何もかも放棄する時、私の法身はきっとあなたを助けてうまく処理します。もちろん功が出る時、表皮の表面に佛の形象が現れ、多く現れ、動くこともできます。それは物質的な存在であるため話ができ、動くこともできるからです。当然それはみな正常なことに属します。
弟子：もし誰かが学習者の金銭や物品を盗み、危害を加えようとする時、法輪大法は作用を発揮しますか？
師：すべてのことには因縁があります。あなたがお金をなくしたとしても、法輪が関わらないのは、おそらく原因があるかもしれません。法輪を使ってあなたの財を盗んだ人を懲らしめてやろうと、あなたはこう思っているのではありませんか？ それではいけません。あなたはその人に借りがあるかもしれないので、自分が損をした時、法輪を使ってその人を懲らしめるなどしてはいけません。そうすると、私は邪法を教えることになるのではありませんか？ このような考えを働かせないでください。修煉する人は私の法身が見守っているので、守るべき時にきっと守ってくれます。
弟子：佛経をどう思われますか？
師：本当の佛経、釈迦牟尼が説いた経を私は認めています。しかし釈迦牟尼佛は、すべての経書の中に、本当の彼のものは十パーセントもないと言いました。
弟子：私はある古代の陵墓に行って見ましたが、陵墓を見に行くのは法輪大法に対して影響がありますか？
師：影響はありません。しかし、こういったところにはできるだけ行かないほうがよいのです。これらの所の陰気はとても重いからです。その他に、どう言いましょうか、清くないところには私たちも行きたくなく、いろいろな良くないものがあります。なぜならそれが墳墓だからです！
弟子：夢の中で、一匹の蛇が衣服の中にもぐり込んで来たので、私はそれをねじり殺しました。これは私の心性を試練するための先生の按排でしょうか？
師：こういったものがもぐり込んで来たところを殺したのは正しいことです。これらの悪いものが憑依しようとしていますが、これこそ魔です。人類社会は今日まで発展し、それらにあまりにも酷く妨害され、気功界もひどく乱されています。寺の中もやはり同じように、こういった類いのものが蔓延っています。
弟子：法輪世界は元からあるものですか、それとも新しいものですか？
師：元からあるものです。あなたは想像がちょっと多すぎます。
弟子：気功で病気治療をするのではなく、按摩や鍼灸などの手段を用いてはどうでしょうか？ 気功書を除いて『山海経』や『黄帝内経』などのような本は読んでよいのでしょうか？
師：あなたはまだこれらの心を放下することができていません。読む目的は何ですか？ これらの本は大法を修煉する本ではないのに、それを読んでどうするのですか？ その中から何かを得ようと思っているのですか？ そうでなければどうして読むのですか？ その言葉が素晴らしいと思ったなら、既に受け入れたことになり、あなたの功も乱されることになります。昔の佛教や道教では、なぜ経書以外の如何なる書物にも触れさせなかったのでしょうか？ 彼らのものが乱されるのを恐れていたからです。あなたが着実に修めることを守るため、このような問題に厳粛に対処しなければいけません。あなたの根本的な問題を解決してあげないといけません。では、なぜあなたは厳粛にこの問題を見て、その心を放下できないのでしょうか？ 私はこのような道理を話しています。修煉したくなく、ただこういったものを研究したいのであれば、自由に読んでください。私は常人に読ませないわけではありません。按摩や鍼灸をしてよいかどうかについては、あなたが漢方医であれば、それを行なっても問題ありません。もしあなたが医者ではなく、そのうえ大法を煉っており、病気を治療したいだけなら、そのような執着心は放下しなければなりません。
弟子：法輪大法の学習者には、先生のほかに上師がいるのですか？
師：法輪大法の学習者の中に、先生と呼べるような人はいません。いずれも学習者で皆弟子です。皆学びながら修めています。将来、功を開き悟りを開いた後でも、佛家のそれぞれの次元での呼び方で呼ぶのです。法輪大法には、ほかの上師はいません。
弟子：私たちの本当の母親は誰でしょうか？ 彼女は私たちの共通の母親ですか？
師：あれやこれやと妄想を巡らせ、あなたたちはどうして私と同列に論じられるのでしょうか？ 生命には二種類の源があります。一つは、宇宙の各次元の様々な物質の運動の中で生じた比較的原始のもので、ずっと今日まで生き続けています。宇宙の運動の中で更に生命を生じさせることができ、まだ生じています。故にそれほど長くない生命もおり、歴史が非常に短い生命もいます。もう一つの形式は、それぞれの次元で最初に現れたそれらの高級生命が生んだ人です。このような人は私から見ると比較的幸せであり、彼には母親がいるからです。先天的に生じた生命は母親がいないので、母親がいることを非常に羨ましがっています。
弟子：正道の大法を求めるため、あちこちに先生について行き、講義を聞いてもよいでしょうか？
師：私についてあちこちに行って私の講義を聞く人がいますが、法を得るためなので、私もその心には反対できません。しかし、着実に修めることを皆さんは忘れてはいけません！ いつまで経ってもこのように私について行き、講義を聞くだけでは駄目で、あなた自身の心性を実際の修煉の中で練磨し、着実に修めなければいけません。私についていれば難がないと思っている人もいますが、それならあなたは何を修めるのですか？ また、私が山に入ると思って私について山に入って修めようとする人もいます。そうすると、あなたは副意識を修めることになるのではありませんか？ 二種類の修煉形式があり、あなたは自分を向上させ、この修煉過程を完成させたいと思うなら、必ず常人の中で一歩一歩確実に修め、法をよく勉強しなければなりません。
弟子：人類の起源についてお話していただけますか？
師：一字一句はすべて知識を探求しています。あなたはやはりこのような心を放下してください。私は人類の起源について既に話しました。生命は、宇宙空間の中で最初の物質運動の下で生じたのではないでしょうか？
弟子：形神全滅された人にとって、彼の元神はまだ存在するのでしょうか？
師：形神ともに全滅されてしまうので、まだ何が存在するのですか？ まるでこの宇宙で彼は存在したことさえなかったかのようです。しかし、全滅される過程で苦痛と後悔は極まりないものです。我々の空間において、すぐに死んだように感じますが、消滅される時間場の中では、実に果てしなく長い時間に感じるのです。
弟子：年配の女性に再び生理がくることは、妊娠する可能性もありますか？
師：煉功するうちに身体が若い方向に転化するのは、あなたの命を修めるためで、決して常人の生活を送るためではありません。しかし、この問題も絡んでくるかもしれません。なぜなら身体全体が若い方向へ転化するので、これらのことに注意しなければいけません。
弟子：法輪大法を広める時、先生の説法の中の言葉を指針とすべきなのか、それとも先生が話された真・善・忍の法理を指針とすべきなのでしょうか？
師：私の法とはつまり私が話したもので、同じものです。私が話したものはつまりこの大法の中のものです。私がここで話しているものは個人の観点を話したわけではないので、皆さんは大法を広める時、本の中にはこう書いてあるとか、先生はこう話したとか言うべきです。最も良いのは本を読むことです。私の話をあなたの言葉として話してはいけません。そうすると、効果がないばかりか、法を盗む行為にもなります。ただし、自らの体験を話すのはかまいません。それは法とは別のことです。
弟子：人々には蜃気楼が見えますが？
師：私に言わせると、それは様々な条件が重なって現れた、他の空間の形象です。あちら側の建築も古風なものばかりでなく、現在のような建築物もあります。しかもあちら側の空間には移動できるものもあります。
弟子：善意の嘘をどのように思いますか？ 例えば誰々さんが病気で危篤なら？
師：もし彼が癌になって、あなたは彼に本当のことを話したくないのなら、それはやむを得ないことかもしれません。あなたの出発点は人のためだからです。当然、高い次元に達してから、あなた自身はその関係に正しく対処できると思います。病人に対して嘘は言うべきではありません。病人の苦しむ姿を見たくないのは、常人の中の理ではありませんか？ 高い次元まで修煉した後、そのようなことではないと気づきます。苦痛は業を消去させ、来世は楽になります。
弟子：尊敬と感激から、私たちは佛や菩薩と師父の法身に線香をあげて供養するのは、執着心と言えますか？
師：その一、それは尊敬の気持ちです。その二、実は人々は皆、それは形式上のものだと思っていますが、焼香が終わって立ち上った煙は、あなたが見たのは我々のこの空間の煙ですが、他の空間にも煙が生じます。こちら側で物質が消えたら、すぐにあちら側で生じるのです。彼らはこのようなものを使って彼らの法を演化させるので、供養するのは敬意だけでなく、このような一層の関係もあります。供養がもしそうでないのなら、どうして供養と言うのでしょうか？
弟子：煉功者の身体に現れる佛の形象とはどういうことでしょうか？
師：正常なことです。功というのはこのようなもので、初期には米粒よりも小さいのですが、その後、ますます大きくなります。なぜなら身体のどの層の粒子も変わらなければならず、最後には佛体になるからです。
弟子：先生、法輪世界のことを話していただけませんか？
師：一部の学習者には見えたのですが、そこには山や川があり、高殿や東屋があります。詳しく知りたければ、修煉してください。
弟子：大法を伝えて衆生を普く済度する一部の大覚者のことは、なぜ昔から聞いたことがないのでしょうか？
師：釈迦牟尼佛は、如来佛がガンジス川の砂の数ほど多いと言っています。一つ一つ皆話すことができますか？ あなたが知るべからざることは、きっとあなたに知らせないのです。常人が何もかも知ったら、それは逆になるのではありませんか？ あなたが佛になって、彼らが常人になることになってしまうのではありませんか？ 常人がどうしてそれほど高くて奥深いことを知ることができるのでしょうか？ 昔は、如来を越えたことは人に知られてはいけなかったのです。しかも法輪世界はこの宇宙に存在していません。実は、釈迦牟尼佛は私たちのことや私の昔のことを話したこともあり、記載されているものもあれば、記載されていないものもあります。
弟子：憑依された人が、我々の功を散らしてしまったらどうしますか？
師：功を散らすとはどういう意味ですか？ それにはそんな能力はありません。あなたがしっかりせずこういったものを招いてしまい、自分が欲しければ、それは別の事柄です。あなたの心が動じなければ、それらはあなたを害することはできません。心の中で恐れているならそれこそ執着であり、大法に対して確固としていないということです。私の法身は、確固として大法を修める人にしか責任を負いません。
弟子：普段目を開けていると、周囲に大小の法輪が回転しているのが見えるのですが、目を閉じた時には見えません。これはなぜでしょうか、どのようにしたらいいでしょうか？
師：目を開けていても閉じていても同じで、それは見る時の一種の習慣です。慣れればどちらでも見えます。
弟子：奇門遁甲や祝由科を研究することはできますか？
師：祝由科は低い霊魂や鬼や神などの類いに属するもので、大法を修めるあなたがそれを研究してどうするのですか？ 周易や奇門遁甲をあなたは研究したいのなら研究してもよいのですが、私に言わせれば、大法の弟子としてそれは適切ではありません。これらのものの一部は術類のものであり、一部は道家の最も低い次元のものです。どうすればよいか、あなた自身で判断してください。
弟子：佛教では「放生」を重んじています。放生すると災いを消失させ、長寿できると思っていますが……？
師：こういったことはどれも有為なことで、修煉ではありません。そして放生してもしきれず、中に寿命のくるものもあり、意識的にこのようなことをするのはつまり執着心です。私たちは無為を重んじますが、なぜあなたはどうしてもこれら有為のことをしたいのでしょうか？ 鳥や魚を捕獲し、それらの人たちはもっぱらこういうことをするのです。誰かがそれを買って放したら、その人はまたそれを捕まえに行きます。あなたがそれを全部買ってあげて放生すれば、その人は明日また捕まえに行きます。あなたはそれでもまた買って放生しますか？ その人を助けて悪事を働くことに等しいので、私に言わせると、できればこういう事をしないでください。現在、佛教の中でもこういう有為の事をしています。釈迦牟尼が当時法を伝えた時、それらの形式はなかったのです。
弟子：私はある功を練るのを止めたので、掛図を燃やそうとしましたが、練りたい人に持っていかれました。それは良くないと分かっているのに、人にあげたのは不道徳ですか？
師：その人がどうしても欲しくて、既に持って行ったなら、もうあなたは関わらなくても良いのです。人にあげるのは当然良くないことで、そのものはまた人を害します。
弟子：家にある師の法像には、時にきらきらと光る大佛が現れ、時には先生の表情がとても厳しいのですが？
師：その通りです。あなたが良い事をした時には、私の法身も喜ぶように見え、あるいは光を放ちます。あなたが悪い事をした時、法身は非常に厳しくなります。
弟子：親友が邪法を信じていますが、忠告して止めさせてもよいでしょうか？
師：止めさせてよいのです。邪道に入ろうとする彼を止めるのは、あなたが人を救っているのです。どうしても彼が信じるなら、無理に止めないでください。その人に任せておきましょう。
弟子：副意識が立ち去った後、主意識はどんな状態に置かれますか？
師：副意識が立ち去った後は、あなたには分からず、どんな状態も起きません。
弟子：色欲の関を越える時、ぶり返しが起きることがありますか？
師：そうです。きっと起きます。一度で超えられなければ、きっとぶり返しが起きます。あなたは今とても良く守っていますが、将来はどうでしょうか？ また試練されることがあるはずです。
弟子：法輪大法の学習者は講習を修了してどれくらい経ってから、はじめて男女が同居できるのですか？
師：夫婦に別居しなさいとは、私たちの講習会でも言っていませんよ！ この心を淡々として、生活の面では、今は正常な生活を保っていればよいと私は言っています。今はあなたにそのようにしか要求できません。学んだ後、あなたたちはみな和尚になろうとして、和尚でない和尚、尼僧でない尼僧になろうとすると、煉功しないあなたの配偶者はきっと離婚を言い出します。法輪大法の弟子はみなこのようになってしまうのですか？ つまり、あなたはあまり重く考えないでください。これから次第に向上すれば、どのように対処するか、あなたはきっと分かるようになります。
弟子：私は子宮の摘出手術を受けましたが、煉功に影響がありますか？
師：影響ありません。こちら側の物質空間の身体ではそれを取ってしまったのですが、あちら側では取っていません。
弟子：心性の修煉で一定の段階に達したら、如何なる良くない念も生じてはいけないのでしょうか？
師：心性の修煉の全過程で、あなたの良くない思想と様々な欲望を取り除いています。もし、修煉過程においてそれを全部取り除いて、どんな悪い思想も生じなくなったら、あなたの修煉も最後のところまでたどり着いたことになるのではありませんか？ あなたは既に圓満成就になったのではありませんか？ 故に、修煉過程において、また現れることがあります。良くない考えが突然現れてくるのも正常なことです。しかし、これらのものに注意しなければならず、それを排除するように注意しなければなりません。
弟子：法輪大法の学習者は、墓参りや危篤状態の重病人を見舞うことができますか？
師：どうしても見舞いに行きたいのなら見舞いに行ってもよく、家族の中に墓参りに行く人がいないなら、あなたが行ってもかまいません。ただし、あなたの次元が非常に高く、エネルギーが非常に強いときに、あなたが行くとそれらは恐れて、遠くまで突き飛ばされます。
弟子：私の孫は八歳の時に天目が開きましたが、九歳あまりになってまた閉じてしまいましたが？
師：子供が自分をしっかり制御できなかったり、あるいは家の大人が注意せず、よく子供にあれこれ見るようにさせ、子供の執着心を増長させたりすると、とても簡単に子供を駄目にするのです。教えますが、私の見るところでは、煉功する子供の多くは、とても根基が良いのです。あなたは彼を駄目にしてはいけません。あなたは上まで修められないばかりか、更に彼を駄目にすると、あなたの罪はとても大きなものになるのです。
弟子：学習者は悪人から暴行された時に、殴り返してもよいのでしょうか？
師：本当に修煉している人は、こういう事に出くわすことはありません。修煉に対してプラスにならないことは、あなたには按排しません。
弟子：家族が法輪大法を学ぼうとしているのですが、まだ学び始めていません。録音テープを聞かせてもよいでしょうか？
師：法輪大法を学ぼうとする人なら聞いてもよいのです。勝手に大法を信じない人や大法を破壊する人に聞かせたり、責任を負わずに誰にでも聞かせたりするなら、私に言わせると、それはいけません。下手をするとカセットが壊れたり、テープの内容が消されるかもしれません。
弟子：先生の教えるこの功法は、どうして九回行なう必要があるのですか？
師：佛家は「九九帰真」を講じます。私たちのこの宇宙は、現在、九回の壊滅が発生し、また新たに組み合わせられました。この宇宙の中の多くの事はみな、九という数字を最も大きな数字としているのです。
弟子：身体と頭部に固定した法輪があり得ますか？
師：下腹部以外に、固定した法輪はどこにもありません。あなたの肩の上や頭の上にある法輪はいずれもあなたの身体を調整するもので、あなたにあげたものではありません。身体の調整が終わった後はもう必要ないので、すぐに去っていってしまいます。本当にあなたにあげたものは、下腹部のそれだけです。あなたは今後煉功し続ければ、自分のものまで煉り出すことができます。
弟子：天目が開いた後、たくさんの先生の法身が見える人がいますが、家の中にいる法身は一つしかあってはいけないと言う人もいます。
師：そうとは限りません。私の法身は実に多くて数えきれず、あまりにも多いのです。
弟子：坐禅する時に自分の過ちを深く考えたり、古訓を考えたりするのはどうでしょうか？
師：その古訓は修煉の法理ではないので、あなたはいつまでも古訓古訓と考えないでください。古代の人が話したことは必ずしも真理とは限らず、この宇宙の特性だけが人の善悪を判断する唯一の基準です。古代の人が話した善や悪も常人の中の基準です。もちろん、一部の人や聖人が話した高次元の哲理を考えても構いませんが、あなたはこれらのものに執着しないほうが良いと思います。大法を修めるなら、私の法の指導に従って行なわなければいけません。
弟子：天目の開いた学習者が先生の法身と会話し、先生の法身はたまに冗談も言うといいますが？
師：それはあり得ます。冗談あるいは逆の意味の言葉を話してあなたに悟らせますが、直接何かの法を言ってあげたり、何かの事をしてあげたりすることはありません。
弟子：もし心性の関を乗り越えられなければ、法輪が変形することはありますか？
師：心性の関が乗り越えられなくても、法輪が変形することはありません。法輪と関係はありません。法輪が変形するのは、他の功法を混ぜ合わせて練ることでもたらされることです。
弟子：法輪大法の拠点はいつ建てられるのですか？
師：まだその予定はありません。法輪大法の拠点が将来作り上げられたとしても、やはり専修弟子や出家者によって管理されることになります。同じように金銭に関わってはいけません。
弟子：先生の法身と功身には、どのような本質的な違いがありますか？
師：あなたたちには功身がありません。私の功身は今の私の姿かたちと同じで、功によって構成されたものです。法身は私の体内から生まれ、功と法によって構成され、法身の姿かたちは、髪の毛が藍色でカールして、黄色い服を着ています。功身は私と同じ姿かたちです。
弟子：私の運命の中には結婚の縁がないようですが、常人の生活を経ていない人は、いつまでも正果を得ることができないのでしょうか？
師：そんなことはありません。もともとあなたがこれらのものを放棄できるならば、形式上からも、これらのものを放棄してよいのです。私があなたに教えたのはつまりこういう意味です。肉食のことについて話したように、もともと肉を食べない人は食べられるか食べられないかの状態に関わらず、彼はやはり肉を食べません。それでも結構です。食べないなら食べなくても構いません。これに対して執着しないでください。
弟子：私の五歳の孫は煉功していませんが、自分の両眉の間の少し上のほうで法輪が回っているのが見えますが？
師：先ほど話したように、多くの煉功者はここに入ること自体が縁なのです。子供を連れて来た学習者もいます。多くの子供は根基がかなり良く、この法を得るために来たのです。一部の子供は根基が相当優れており、得るべきものをすべて得られます。一人が法を得れば、家族全員が受益します。
弟子：午後に先生が講義された時、体育館の大ホールの中央に、顔の見えない巨大な人が二人そこに立っているのが見えましたが？
師：それは私の功身です。
弟子：夢の中で先生が私に両手の衝灌を教えているのを見ました。
師：それはすなわち私の法身があなたに煉功を教えたのです。
弟子：夜に法輪大法を煉る夢を見たのですが、副意識でしょうか？
師：あなた自身がそこで煉っているとはっきり分かっているなら、あなたの主意識が煉っているのです。
弟子：事によっては抑えて耐え忍ぶことができましたが、心の中ではやはり不満が残っています。
師：表面では耐え忍ぶことができたのですが、心の中ではまだ放下してないので、それもいけません。皆さん知っているように、羅漢という次元に達した人は、どんな事に遭遇しても心にかけず、常人の中の一切を全く気にとめず、いつもにこにこしています。どんなに大きな損をしても、にこにこしているのです。本当にそれができれば、あなたは既に羅漢の初級果位に達しています。
弟子：法輪大法を煉るとともに、スポーツトレーニングを行なうことはできますか？
師：できますよ。練習したければ練習してもよいのです。今あなたが何もかも放下できるなら、修煉が成就したことになるのではありませんか？ 煉功を続けるにつれ、あなたは自ら一部の事を気にかけなくなり、やろうと言われてもやりたくなくなります。
弟子：静功を煉るときに蚊に刺されて、手で掻いてもよいのですか？
師：掻いてもかまいませんが、できるだけ掻かないほうがよいのです。煉功している最中に掻いたら、身体の気機が乱れることになります。実際にこれはみな魔の妨害に属するもので、気にかけないでください。業を償うのに、それは良いことではありませんか？
弟子：法輪大法を煉ったら、太極拳をすることができますか？
師：できません！ 太極拳はすなわち気功なのです。太極拳だけではなく、太極剣や八卦拳、形意拳などもすべて気功に属します。それでも練りたいと言うなら、練っても結構です。私は本当に学習者に責任を果たすために、このように要求しているのです。高い次元に向かって修煉するには、専一でなければなりません。どうしてもそれを練りたいと思うなら、練ってもよいのです。それで本当に成就できるならそれでも結構です。あなたに法輪大法だけを修めさせようとしているのではなく、私はあなたに専一という問題、厳粛に修煉のことに対処しなければならないと教えているだけです。太極拳も優れたものですが、その「心法」という部分は伝え出されていないため、身体を健康にすることしかできず、修煉することはできません。
弟子：最も低い次元で悟りを開いたら、法輪世界へ行くことはできますか？
師：低い次元で、とても低い次元で功を開くなら、法輪世界へ行くことも、より高い次元へ行くこともできません。なぜなら、彼らはこの高さまでしか修められないからです。
弟子：労働組合に勤めており、仕事の中で出向や人事異動に関わることが多いので、どうしたらよいでしょうか？
師：どの階層にいても良い人になることができ、煉功することもできます。どんな仕事をするかは常人の中の事です。職場の規定に基づいて処理すれば間違いないと思いますが、問題を処理する時には、できるだけ善意を持って、人のために考えます。あなたは大法に従って行なっていけばよいのです。これらの具体的な問題まで私に聞いて答えを求めるなら、あなたはどのように修めるのですか？ 何を悟るのですか？
弟子：私の同僚と家族は講習会に参加したことはありませんが、彼らは日頃古い学習者と一緒に煉功してよいでしょうか？
師：自分を煉功者と見なすなら、得るべきものがすべて得られます。今日講習会から帰っても、自分を煉功者として見なさなければ、あなたは何も得ることはできません。
弟子：法輪大法を煉るには、どのような活動を禁止すべきか、どのような活動に協力してよいのですか？
師：悪いことを何よりもまず禁止し、常人の中で自然に修煉し、故意にトラブルを作り出さないようにします。法を広めることに有利な活動に、協力してよいのです。
弟子：寺で佛事を行なうのは、どういうことですか？
師：それは宗教形式なので、私たちと関係ありません。
弟子：どの程度まで修めれば、法輪世界に入ることができますか？
師：修煉が成就してからです。
弟子：法輪大法を煉ると、ディスコで踊ってもよいですか？
師：あなたが絶えず高まるにつれ、ますますそれは面白くないと感じます。そして最後には、こういったダンスは魔性を帯びていることに気付きます。
弟子：煉功する時に、自分が非常に小さいと感じる人がいますが？
師：そうです。もともと元神が小さい人がいて、元神が泥丸宮の中にいるとき、とても小さく感じます。しかしこの身体は大きくなることもでき、時には自分がまるで天に届くほど大きくなるとも感じます。どれも正常なことです。別の空間の身体は変化することができるのです。
弟子：ほんの小さな事でもかんしゃくを起こす人がいますが、功は伸びるでしょうか？
師：小さな事でも乗り越えられなかったら、それでも功が伸びると思いますか？ 私たちは自分を煉功者と見なさなければなりません。たまに小さな事で怒っても、あなたにあまり影響しませんが、いつもこのようではいけません。あなたは向上しなければなりません。
弟子：『文芸の窓』第四号と、先生の大法の観点は一致しますか？
師：それと私の法を同列に論じることはできません。私の法とはすなわち、私が話した内容に基づいたもので、他のものは何もありません。『文芸の窓』は、文学や芸術の角度に立って書いたのです。芸術は、実人生に由来しながら実人生を超えると言われ、何かのものを原型にして少し誇張するとか、その手法を使って表現するなどします。皆さんはくれぐれもそれに照らして煉らないでください。それに指導されてはいけません。それは芸術作品なので、中には虚構のものがあります。修煉するなら、この法の指導に従ってください。
弟子：先生はチベット密教の経典を読んだことがありますか？
師：チベット密教はまったく読みません。漢地の佛教経典も読みません。
弟子：静功を煉る時に両手で結印すると、顔と肩は緩めることができません。結印をしなくてもよろしいでしょうか？
師：両肩を緩められないことは正常なことで、エネルギー流がぐるぐる流れる時、一種の磁力が生じて、吸い付くことになります。結印しなければ駄目です。やるべきことはしっかりやってください。結印しなければ、このようなエネルギー流が発生しません。このエネルギー流が通らないなら、どうやってあなたとあなたの功を演化させるのですか？
弟子：以前の気功の本はどのように処理すればよいでしょうか？
師：どうすればよいか、あなたが思うように処理してください。あの魔は、徹底的に消したほうがよいと私は思います。
弟子：先生は何々の佛に代わって事をなすことがありますか？
師：私には私の事があり、彼らには彼らの事があるので、誰も代わりになることはできません。法を伝え、人を済度するこの事は、誰かが代わりにできるものではありません。
弟子：私は煉功の時に続けてあくびが出ますが？
師：あなたの頭を調整する時に起きる現象ですが、あるいは煉功する時、多くの気が衝き上げる時にも、このような状態が起きることがあります。とても正常な状態です。
弟子：神通加持法で手印を結ぶ時、前腕に力を入れるのですか、それとも腕全体に力を入れるのですか？
師：手印を結ぶ時の特徴は、前腕が上腕を率いて動きます。しかし道家功法の多くは武術から由来したため、その動作に上腕が前腕を率いて動くことが多いのです。手印を結ぶ時は前腕が上腕を率いて動き、前腕をまわす動きに合わせて、上腕を動かしているので、前腕により力を入れます。
弟子：寝ている時に、機に従ってはっきりした動作をやっていました。打ち出した手印はとても綺麗なものですが、これはどういう事でしょうか？
師：これは歓喜心がもたらしたことです。もしあなたの動作が我々法輪大法の動作でないなら、すぐに止めてください！ ほかでもなく魔があなたを妨害し、あなたの功に変なものを加え、あなたを駄目にさせようとしているのです。それゆえ、私が教えていない動作をしてはいけません。あなたに教えますが、大手印をくれぐれもやらないでください！ するなら、魔はあなたを妨害し、からかって、害し、功の中にものを加えているに違いないのです。歓喜心を起こさないでください。こんな小さな事においても自分を制御できなければ、将来、功が高くて能力が大きい人を見て、すぐについて行ってしまい、あなたは台無しになってしまいます。
弟子：正果とはどんな意味でしょうか？
師：正果とは、正法の中で修煉し功成って圓満成就すれば、すなわち正果を得ることです。正果には果位の区分があり、羅漢果位、菩薩果位、それに佛果位、すべて果位と言います。
弟子：夢の中や入定の中では、菩薩の真偽、あるいは法身の真偽をどう見分けるのですか？
師：偽りの法身ならば、どのように変化しても私に似ることはできません。あなたが注意して見てみると、似ていないことに気づきます。それほど似るようには変化できません。どうしても識別できないなら、私の名前を呼んでください。菩薩のことなら、難しくなります。
弟子：輔導員の間で団結せず、トラブルが起きる輔導站もありますが？
師：我々法輪大法の中では、このような現象は多くないようです。輔導員の間で異なる見解があることは、心性を向上させる機会でもあります。私たちは団結などの言い方はしません。心性を修煉し、自らが修煉することを重んじ、よくできていないのであれば、その人個人の問題です。人に対して怒ったり、人の悪口を言ったりするのも、善し悪しはすべて自分にあるので、そのようにする人は自分を修めているとは言えません。そのようにする人は心性が良くなく、少なくともこの問題において、彼はよくできていません。
弟子：私は古い学習者です。今回の講習会で突然、私に法輪大法を放棄させようとするある種の力が働き、良くない考えが生じたのですが？
師：そうだとすれば、あなたがそれに勝ったということです。そのような情況が発生する前後に、必ず大法を修煉する意識を確固とし、自分を見分けて、そういうことは思想業力や憑き物がやったと、はっきり認識してください。それが自分ではないと見分けられると、私の法身があなたを助け、それらを取り除きます。
弟子：集団煉功と個人での煉功の効果は同じですか？
師：同じです。集団煉功は主に皆が一緒に切磋琢磨し、向上が速くなります。更にあなたの煉功の意識を強化することもできます。一人で煉り、門を閉じて煉れば、皆さんとの交流から遠ざかることになるのです。このようですが、実はどちらも同じことです。
弟子：自分の煉功が人に理解されないのですが、我が道を行くということは、よろしいでしょうか？
師：少なくとも人に理解してもらってください。いつも常識を逸脱する言動をしてはいけません。この問題に注意すべきです。常人の中であなたは常人と同じようにして、表面上は人と変わらないように注意してください。ただ自分の心の中で修煉して、あなた自身が向上しているだけです
弟子：下腹部で両手を重ねる時、手と手が触れると功が減少しますか？
師：手と手が触れてはいけません。功が減ることはありませんが、機が乱れやすいのです。あなたが煉功するのは気機を強めるためです。
弟子：坐禅した後で精神が不安になり、性格もこもりがちに変わったのですが？
師：このような情況が現れた場合、あなたは大法の修煉に動揺せず、自分をしっかり制御して、同時に自分と思想業力をはっきり見分けてください。
弟子：法輪大法を煉ってしばらく経ってから、足がますます硬くなる感じがするのですが、どういうことでしょうか？
師：二種類の情況があります。一つは、学習者が煉功している時に間違ったことをしたからです。もう一つは、長い間、煉功だけをして、煉功者の基準に従って行なっていないためで、心性が上がっていなければ、このような情況が現れます。もし煉功する中で自分が後退した、もしくはどこか変だと気付いたら、心性から探せば、あなたにはきっと変化が起こります。
弟子：人の思想の闘いは主意識ですか、それとも副意識ですか？
師：副意識、人の様々な観念、思想業、憑き物はみな思想の闘いを起こすことがありますが、普通、修煉者の場合、ほとんどは自分の観念です。あなた自身の観念と思想業は消滅されるときに闘うので、これも駄目あれも駄目と、あなた自身の思想の中で生じた状態です。
弟子：性格は主元神が決めるのですか、それとも親の性格が遺伝するのですか？
師：人の性格は親と直接関係がありますが、あなたの元神が主導的な作用を及ぼします。しかし、親が持つものも一定の作用を及ぼします。
弟子：『文芸の窓』に載った「神通大法」という文章は、師父の許可をいただいたのですか？
師：原稿を審査したこともなく、私に声もかけていません。こういったものは文芸作品にすぎないので、気にかけないでください。それは単なる物語の形式です。将来、必要とするなら、私は自分の修煉過程と行なったことを伝記に書いて、皆さんに残すこともできますが、今はまだできず、機縁はまだ熟していないのです。その中に非常に次元の高いことがあり、公開したら一般人が受け入れられません。
弟子：生活のために株の売買をすることを、どのように取り扱いますか？
師：あなたは商売をすればよいのではありませんか。株を売買すること自体が賭博であり、人のお金を手に入れるのです。株の売買で破産した人もいますが、彼の気持ちがあなたに分かりますか？ 修煉者は決してこういうことをしてはならず、それをすると、どのように心を修めるのですか！ またマージャンについても、「マージャンをすることはできますか」と聞く人がいますが、それは「先生、賭博をしてもいいでしょうか」と私に聞くのと同じです。煉功者の心性をどのように評価しますか？ あなたはこの大法に従って行なっているのですか？
弟子：ある煉功者から本来の私はキツネであると言われました。自分が煉功する時に私はいつもキツネを思い付きますが？
師：その人の言ったことを聞かないでください。彼はキツネに憑依されているかもしれません。彼があなたに何かだと言ったら、あなたは本当にそのものでしょうか。皆さんに教えますが、あなたの元神が前世に何であってもそれは重要ではなく、現世で修煉できるのは現世のことです。一定の次元まで修煉すると、あなたのこういった良くないものや信息もみな取り除くことになり、大丈夫です。今日この法をここまで皆さんに教えていますが、人から人に転生するのは少なく、六道輪廻はつまりこのようなことです。
弟子：寺院に行って、黄色い布に印刷した魔除けを買ってよろしいでしょうか？
師：それ自体はほとんど邪なものです。家の中にこんなものを供えてどうするのでしょうか？ 何が魔除けですか？ 末法時期は寺の中も非常に乱れています。釈迦牟尼は、こういった法が乱れる有為のことを決して弟子に教えてはいませんでした。憑き物に憑かれている和尚もおり、金儲けのためにそのようなものを売っているのです。もしそのようなものに憑き物が憑いていたらどうするのですか？
弟子：先生が与えてくださった法輪と、自分が煉り出した法輪にはどのような違いがありますか？
師：あなたはまだ煉り出せません。まだしっかり修めなければなりません。功成って圓満成就したら、はじめて自分の法輪を持つことができます。
弟子：禅宗の「観心」という方法は、入静する助けになりますか？
師：それならあなたは禅宗を修煉することになります。あなたに教えますが、何も考えずに私たちの修煉方法に基づいて修煉してください。多くの修煉方法は副意識が修煉しているのです。禅宗の慧能以降は、修煉の方法が乱れてしまい、ますます極端に走って、ますます乱雑になったので、上の方でも認めなくなりました。それなのにあなたはどうして禅宗に基づいて修煉するのですか？ 宗教の中でどんな門派も互いに妨害し、互いに混ぜて修めることはできず、不二法門を重んじるのです。私は今日まで法を説いたのに、あなたはどうしてまだこのような問題があるのですか？ このようにしてはいけないのではありませんか？
弟子：法輪が変形した人もいますが、どうしたらよいでしょうか？
師：法輪が変形したら、大多数の場合、その人は修煉できなくなります。ある意味で言えば、彼が悪事、大きな悪事を働いたからです。過去に変形した法輪を調整して直したこともありましたが、直した法輪は当初私が植え付けてあげた法輪と違います。またはあなたに法輪を形成するその機を植え付けてあげるので、あなたはゆっくりと修めればよいでしょう。何度もあなたにあげるわけにはいきません。あなたが煉功するにつれ、法輪は再び形成することができますが、しかしあなたは多くの苦を嘗めなければなりません。
弟子：煉功中に、大地が回転している感じがしたのですが？
師：正常なことです。山が揺れ、地が動くのはどれも正常なことで、しかしあなたの肉身は動いていません。
弟子：天目が天眼の次元で開いたら、法輪が見えますか？
師：見えません。慧眼の次元でなければならないので、私はあなたの天目を慧眼の次元に開いてあげます。法輪は別の空間に存在するからです。
弟子：以前、ある気功を練ったことがありますが、法輪大法に影響はありませんか？
師：以前どんな功を練ったとしてもかまいません。講習会の場では、既にあなたのために調整をすませてあげました。本当に大法を修煉するなら、たとえ講習会に来て私に調整されていなくても、法輪大法の煉功場で本当に修煉したら、同じように調整を受けることができます。
弟子：私は日頃、人の頭を按摩して、頭痛を治してあげることを好んでしていますが？
師：煉功者の基準について私は話しましたが、煉功者として、良いと思うようにやれば結構です。病気を治療するなら私の弟子ではありません。
弟子：講習会の時に坐禅していると、先生の法身と他の景象が見えましたが、講習会が終わってからは見えなくなりました。先生の法身が立ち去ってしまったのですか？
師：その場でのあなたの心の状態がとても良く、一定の基準に達したからです。終わってからあなたは緩めましたが、勇猛に精進して上へ修めなければなりません。天目が修復される時にも見えなくなります。または、あなたの執着心を取り除くためにそのようにしたのかもしれません。
弟子：私は、先生と法輪大法に関する本を書きたいのですが、どうかご許可を……？
師：私は、人が私のことを書くのを好みません。私はただこの法を伝え、皆さんに法を学ばせているだけです。
弟子：私は医者ですが、鍼灸を学んだことがあります。鍼灸で病気を治療することはできますか？
師：漢方医と西洋医が病気を治療することは正常なことです。私が言ったのは、功を使って病気治療をしてはならないということです。
弟子：私の娘は十一歳ですが、講習会に参加したことがありません。以前は病気があり、成績も良くないのです。私が講習会に参加することによって、子供の病気は良くなりました。しかし気性は少しも改まっていません。
師：それは子供に少し教える必要があります。彼女に私が話した道理を教えてあげてください。十一歳なら法を学ぶことができます。
結語
更に多く話しません。なぜなら、私は話すべきことはすべて話したと思うからです。以前の数回の講習会で話さなかったことを今回の講習会ですべて話しました。私が思うには、この功を伝えることはほぼ終わりに近づき、皆さんに本当のものを残し、今後の修煉において、この功と法が皆さんを指導できるようにしたいと思います。法を伝える全過程で、皆さんに対しても社会に対しても、責任を果たすことを念頭におき、このようにして良い効果を収めることができました。実際、私たちはこのような原則に基づいて行なっています。よくやったかどうかについて私は話したくありません。なぜなら、私がよくやったかどうか、皆さんに責任を果たしたかどうかなどは、在席の皆さんが決めてくれますので、私はこれ以上これらのことについて話しません。私の願望はこれを伝え出し、より多くの人に受益してもらい、本当に修煉したい人が上へ修煉できるようにすることです。同時に法を伝える過程で、人間としての心構えについても話しましたが、皆さんがこの講習会を終えてから、大法にしたがって修煉できなくても、せめて良い人になるように願っています。実は、どのように良い人になるかは、あなたは既に分かっていると思います。たとえ、あなたがここで修煉しようと思わなくても、帰ってからきっと良い人になるに違いありません。そうすれば、我々の社会に対しても有益になりましょう。
功を伝え、法を伝える過程では、うまくいかなかったこともありましたが、様々な方面からの妨害も非常に大きかったのです。しかし済南では、主催者と体育館の責任者の方々、省や市の気功協会の各部門の責任者の大きな支持によって、私たちの講習会は比較的圓満に行なうことができました。講習会で私が話したすべてのことは、皆さんの煉功を指導し、高い次元へ修煉できるように指導するものです。過去の説法では、これらのことを話した人はいませんでした。認めようが認めまいが、今日私が話したものは非常に明快で、現代科学や現在の人体科学とも結び付けて話しているので、過去の説法のように、言葉を曖昧にしたものとは違います。私はとても明白に話して、またとても高い次元のものを伝えています。それは主に皆さんが将来本当に次元を高め、上を目指して修煉できるようにするためで、これが私の出発点なのです。
われわれが功を伝える過程の中で、多くの人は、法は素晴らしいが実行するのは難しいと思っているようです。私は、難しいかどうかは実は人によると思います。ごく普通の常人で、修煉したくない人にとっては、修煉はとてつもなく難しく、不思議なもので、成就などできないと思うでしょう。常人で、修煉したくない人なら、非常に難しいと思うのです。本当に修煉しようとする人にとっては、とても易しいもので、高くて届かないようなものではありません。実際ここにいる多くの古い学習者や今回は来られなかった古い学習者は、既にかなり高い次元まで修煉しています。私があなたにこれを話さなかったのは、あなたに執着心が生まれたり、いい気になったりして、それによって、あなたの功力の向上が影響を受けるのを心配したからです。本当に修煉を決意した人にとっては、耐えることができ、様々な利益を前にして、執着心を放下することができ、そういうものに淡泊にならなければなりません。こういうことを真に実行するのは、難しいと思う人がいます。難しいと言う人は、こういうものを捨てられないからにほかなりません。功法を修煉すること自体はそれほど難しくなく、次元を向上させること自体には、それほど難しいところはありません。人間の心を捨てられないから、難しいと言うのです。なぜなら現実の利益の真っただ中で、心を捨てることは至難だからです。利益がすぐここにある時、心をどうして捨てられるでしょうか？ 難しいのは、実際その点にほかなりません。人と人との間にトラブルが起きた時、そこに居合わせたわれわれがどうしても我慢できず、自分を煉功者として律することすらできないようでは、話になりません。実際に一人の煉功者として試してみてください。私が昔修煉していた時、多くの高人がこんなことを言ってくれました。つまり、このことがとても難しく見えても、忍び難きは忍びうる、行ない難いようであっても、行ない難きも行ないうる、実際その通りです。皆さんは帰ってからぜひ試しにやってみてください。本当の劫難に直面した時、あるいは関門を乗り越える時に、試してみてください。耐え難いものに耐えてみてください。乗り越えられそうもないと見えても、行ない難いと言われても、本当にできるかどうか試しにやってみてください。もし本当にやり遂げられれば、きっと「柳暗花明又一村」というように、眼前に新たな世界が開けることに気づくに違いありません！
あまりにも多くのことを話してきました。あまり多く話しましたので、皆さんは覚えるのが難しいかもしれません。そこで皆さんに特に一つだけ要望があります。皆さんがこれから先の修煉において、自分を煉功者としてあつかい、本当に修煉し続けてほしいということです。新しい学習者も古い学習者も、大法の中で修煉し、みんな功成って圓満成就できるように希望します！ 今回の講習会はこれで終わります。皆さんは帰ってからも時間を無駄にせず、着実に修煉するよう切に希望します。ここまでにします。
